写真:アニマシー知覚の展示 写真:アニマシー知覚の展示

アニマシー知覚

ただの丸や三角形といったシンプルな図形であっても、その動き方によっては、まるで意思のある生物のように感じてしまうことがあります。この感覚は「アニマシー知覚」と呼ばれ、人がものを認識するときに起こる知覚現象だとされています。

図形の見た目はまったく生き物らしくないのですから、おもしろいですよね。この知覚の原因はまだ十分に解明されていません。もしかすると「動きが生き物っぽいから当たり前だよ」と答える人がいるかもしれません。でも、その「生き物っぽい動き」とは何か。これに答えるのは簡単ではないのです。

身近な事例

料理の上で湯気にゆられるカツオブシが、生き物みたいに見えたことはないでしょうか?注意してみると、日々、いろんな場面で私たちのアニマシー知覚が働いています。身のまわりの動きに気づき、そこに生き物の存在を感じ取るのは、人間が社会性をもつために必要な要素の一部でもあるのです。

技術的にアニマシー知覚を活用した例では、ビデオゲームなどが多いようです。最近では機械の動作に取り入れることで、生命を感じられ、親しみやすい道具やロボットを作ろうという研究も進んでいます。

協力:一橋大学大学院 経営管理研究科 福田 玄明

写真:鰹節の乗ったお好み焼きが鉄板の上にある様子

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