モーターと発電機・電磁誘導
身の回りのモノを動かすときにたくさん使われているモーターの仕組みについて学ぼう!
問題1:ハンドルを回すとモーターはどうなる?
モーターは何に使われているか知っていますか?
自動車や扇風機、ドライヤーなど思いつくものがたくさんあるのではないでしょうか。
身の回りにある、モーターの仕組みを実験で理解しよう!
実験動画
つながっている2つのモーター。
ハンドルを回すと、もう一方のモーターの軸を回転させてみたらどうなるかな?
反対の方向に回したらどんな動きになるかも確認してみよう!
答え
片方のモーターの軸を回転させると、電線で繋がったもう一つのモーターの軸が回転するのが分かります。また反対の方向に回すと、もう一つのモーターも反対に回ります。
原理
磁界の中(磁力のあるところ)でコイルを動かすと、コイルに電流が流れます。
反対に磁界の中でコイルに電流を流すと、力が発生します。
モーターの中には、巻かれたコイルが入っています。
コイルの部分を動かすことで磁界の中で力が加わり、電流が発生します。
これによって電気が生まれ、もう一つのモーターを動かすことができるのです。
トピック
近年、環境にやさしい発電方式として注目されているものの一つに、風力発電があります。
風力発電装置には、モーターが一つついていて、プロペラが回るとモーターの軸が回転して発電するようになっています。
問題2:どんな時に明るくライトが光るかな?
ライトを光らせるにはどうしたらいいかな?
動画で確認しよう!
実験動画
答え
磁石を素早く動かすとライトは明るく光ります。
ゆっくり動かすとライトが暗くなったりつかなくなったりします。
原理
このライトにはコイルが繋がっています。コイルの周辺で磁力を変化させることで、コイルに電流が流れライトが光ります。磁力の変化はコイルの周辺で磁石を動かすか、磁石の周辺でコイルを動かすと起こります。
これは電磁誘導と呼ばれる現象です。
トピック
電磁誘導は生活の中で様々に利用されています。マイクロホン(マイク)はその代表的な例の一つです。マイクは音の振動をコイルの動きに伝え、電磁誘導により電気信号として取り出しています。