電話で話ができるのはなぜ?

みんなは糸電話で遊んだこと、あるかな? 紙コップと紙コップの間を糸でつないで、片方(かたほう)のコップを口に当てて話すと、もう片方のコップから声が聞こえる。でもずっと遠くの人とのお話は無理だ。壁(かべ)だってあるし、糸もそんなに長くできないからね。

なのに家の電話だったら、遠くにいる人とでも話ができるのはなぜだろう? これは音を電気に変えて運ぶからなんだ。電話で話ができるのはなぜ?
話器の中にある振動板(しんどうばん)は、糸電話の紙コップが声の震(ふる)えを糸に伝えるような役目をしている。そして糸の代わりが電話線というわけ。電話線の中では音が電気の波に変わって、遠くの人まですぐに届(とど)いちゃう。届いた電気の波は、また振動板に伝わって声になるんだよ。