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雷(かみなり)はどうして起こるの?
雲の中には大小様々(さまざま)な氷のかけらがある。かけら同士が激(はげ)しくぶつかり合うと、電気ができる。この電気は少しずつ雲の中に溜(た)まっていくんだ。でも、抱(かか)えきれなくなると地面に向かっていきなり電気が一気に流れていっちゃう。これが雷の正体なんだよ。

ではどうしてピカッと光ったりゴロゴロと音がするのだろう? 地面に向かって電気が流れた瞬間(しゅんかん)、1万℃(度)以上の高温になった空気の分子が激(はげ)しく運動する。それが光や、激しい音の原因(げんいん)になるんだ。普通(ふつう)、空気は電気を通さない物なんだけど、雷の時は電気を流そうとする力がおよそ1億ボルトにもなるから、無理やり空気の中をかき分けて進んでいく。だからまっすぐ進めずにギザギザに見えるんだって。