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電気っていったい何?
物体は、原子や分子と言われる小さな粒(つぶ)が組み合わさってできている。原子と原子を結びつけているのが、電子というもっと小さな部品。
絵のように、原子の周りでは、いくつかの電子がぐるぐる回っている。地球のまわりを回る月みたいだね。原子と原子が並(なら)んで分子になると、今度は花の間を飛び回るハチみたいに電子が動き始める。
電子には、分子のまわりをぐるぐる回るだけのものと、自由に飛び回れるものがあるんだ。水などでは、図のように、分子がいっぱいあるだけで、全部が1つにつながっているわけではない。だから水は器の形に合わせて形を変えるんだね。
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ところが金属(きんぞく)では全部がもっと強くつながっているから硬(かた)い。電子はその中を自由に飛び回ることができるんだ。これを「自由電子」と呼(よ)んでいる。
この自由電子は、普段(ふだん)はバラバラの方向に動いているけど、これが決まった方向に動いて流れができると、それが電気となる。電気って何?って聞かれたら、金属の線の中を飛び回る電子という小さな粒の流れのこと、と答えたらいいだろう。
この流れは自然にできることもある。例えば、ドアを開けようとした時にバチバチッと音がしてびっくりすることがあるでしょう。あれは「静電気」といって、電気の一種。でも、物の一部分だけに起こる、ほんの短い時間のでき事なので、電球を光らせたりするのには使いにくいね。
私達(わたしたち)がいつも使っている電気は、静電気ではなく、動電気。つまりいつも決まった方向に一定に近い強さで流れる電気でないと、使えない。それを生み出すのが発電なんだ。