さいしょは地球に海はなかった?
できたばかりのころの地球って、どんな姿(すがた)をしていたと思う?初めのころの地球には、海も陸もなかった。岩石は1,200度以上の熱でどろどろとけて、熱いマグマの海になっていたんだって。そして微惑星(びわくせい)や隕石(いんせき)がつぎつぎと衝突(しょうとつ)していたんだ。上空の高いところでは、水蒸気(すいじょうき)が集まって雲を作っていたらしい。
やがて微惑星や隕石の衝突が減(へ)ってくると、マグマの海はだんだん冷えていった。地球の気温が300度くらいまで下がった時、地表の近くに雲ができ、雨が降(ふ)り出した。そして雨は、熱い大地を急激(きゅうげき)に冷やしていったんだよ。
地表が冷えると、大気の中の水蒸気が冷やされて、また雨が降る。地表では雨の水がたまり、川や池や湖を作る。さらに大洪水(だいこうずい)をくり返し、たまった水がつながって、やがて海になったんだ。大雨は、なんと3,000年も降り続いたんだって。
ところで、海はどうしてしょっぱいのかな?