地球の中心はどうなっているの?
地球の中心は、いったいどうなっているのかな?地球の中身は、半熟(はんじゅく)たまごにたとえられる。地球の表面は、地殻(ちかく)というとてもうすい層(そう)におおわれている。私(わたし)たちは地下を掘(ほ)って石炭や石油など鉱物(こうぶつ)や燃料(ねんりょう)を採取(さいしゅ)しているけれど、この層は地球全体から見ると、とてもうすいたまごのカラみたいなものなんだね。
さらに地下の中心へ進んでいくと、マントルという層がある。マントルは、たまごにたとえると白身の部分にあたる。さらにその先には、黄身の部分にあたる中心核(ちゅうしんかく)がある。中心核は熱でどろどろに溶(と)けていて、6,000度もの熱があるといわれているよ。マントルは岩石からできていて、中心核の熱に温められて軽くなるとうき上がり、冷やされると重くなって沈(しず)む。これを対流と呼(よ)び、マントルはつねに動いている。マントルが動くと、それに引きずられるようにして、表面にある陸も少しずつ動いているんだよ。