地球が水の惑星(わくせい)といわれるのはなぜ?

宇宙(うちゅう)から見た地球は、青く輝(かがや)いている。なぜなら地球の表面の10分の7が、水でおおわれているからだよ。だから、地球は「水の惑星(わくせい)」と呼(よ)ばれるんだよ。

地球に海ができたことから、太陽系(たいようけい)の中ではただひとつ、生き物がたくさんすむ星になった。くわしいことはまだよくわかっていないけれど、最初の生き物は海から生まれたと考えられている。海水の中にとけこんだ酸素(さんそ)や炭素(たんそ)、水素(すいそ)や窒素(ちっそ)などが組み合わさって細胞(さいぼう)を作る。生き物のすべての祖先(そせん)となる生命は、海から生まれたってわけ。

そして海は、生命を作っただけでなく、それを守る役目も果たしていた。生命が生まれたのは約40億(おく)年前のこと。そのころ陸(りく)には太陽からの紫外線(しがいせん)が今の数倍もあり、生物が生きていくには危険(きけん)がたくさんあった。だから生き物は長い間、海の中で進化を続けてきたんだよ。海のことを「母なる海」と呼(よ)ぶのも、そんなところからだったんだね。