どうして風邪(かぜ)をひくと熱が出るんだろう?

風邪をひくと、頭が痛(いた)くなったりせきが出たり、遊びにも行けないし、嫌(いや)だよね。それに、熱が出て体がだるくなる。でも、どうして風邪をひくと熱が出て体が熱くなるんだろう?

風邪をひくのは、体の中に風邪のウイルスが入ってくるから。ウイルスというのは、小さな小さな生物。生物なのに自分だけでは生きられなくて、動物の体の細胞(さいぼう)に入らないといけないんだ。

ウイルスが入ってくるとやっつけようとして、体の中の白血球が出動して戦う。この時、熱が出るんだ。風邪のウイルスは温度が高いとあまり動けなくなるんだけど、反対に白血球たちは元気になる。だから体は熱を出して、悪いウイルスをやっつけやすくするってわけ。体の中では白血球たちが、みんなが元気になるように頑(がん)張(ば)ってくれているんだよ。