体温計に42度までしか目盛(も)りがないのはどうして?

体温計の目盛りって、そういえば42度までだね。どうしてだか分かる?

A・人の体温は42度より上がらないから

B・41度になると熱は自然に下がっていくから

C・42度以上の熱が続くと命の危険があるから

正解(せいかい)はC。人は42度よりも高い熱が出ると命の危険があるんだ。だから体温計には42度以上の目盛りが書いていないんだよ。 以前よく使われていた、測るのに時間はかかるけど正確な実測式の水銀体温計に代わって、今は短時間で測れる予測式の電子体温計を使う人が多いよね。これは温度の変化を感知し予測して体温として表示するしくみだよ。このほか時間をかけて測る実測式電子体温計、水銀に代わる安全な液体金属を使った実測式アナログ体温計、そしてさわらないでもすぐに測れる非接触式体温計など、いろいろあるよ。 体温計の種類や測り方、測る場所によって誤差が出ることもあるから、その時必要な体温計を正しく選んで、正しく測るといいね。