南極の海はどうして凍(こお)らない?

それは海に塩が入っているから。普通(ふつう)の水は0度で凍るけど、塩分を含(ふく)んだ物質(ぶっしつ)は凍りにくくなるという性質(せいしつ)があるんだ。だから、南極の海水は、マイナス20度にならないと凍らない。

それじゃあ、南極の海に浮(う)かんでいる氷山は、どうやってできたんだろう。答は、何十万年も前から降(ふ)り積もった雪。南極の海に浮かぶ氷の山は、雪の塊(かたまり)が大陸から押(お)し出されてできたもので、0度で凍る普通の水でできているんだよ。その氷の厚(あつ)さは、何と平均(へいきん)で2450メートルあるんだって。本当に氷の「山」なんだね。