空気ってなに?大気ってなんのこと?

私(わたし)たちが生きていくのに、なくてはならない空気。地球のまわりには、つつみこむようにして空気が取りまいている。これが大気と呼(よ)ばれるものだよ。大気の厚(あつ)みは、ほんの10キロメートルくらい。これは、地球の直径の1,000分の1にもならない厚さだ。つまり、地球はとても薄(うす)い大気につつまれているというわけだね。

大気があると太陽の光を反射(はんしゃ)して、青空になったり、くもり空になったり、いろいろと変化する。だけど宇宙(うちゅう)には、空気がない。だから、空はいつもまっ暗だ。

大気は、何種類ものガスからできている。窒素(ちっそ)が約5分の4(78%)、酸素(さんそ)が約5分の1(21%)で、大気のほとんどはこの2つでできているんだね。そして残りの1%の中に、二酸化炭素(にさんかたんそ)やヘリウム、メタンなどのガスが、ほんの少し含(ふく)まれているよ。