空気がないと人は生きていけないの?
私(わたし)たちは、空気を吸(す)って生きている。空気中の酸素(さんそ)を取り入れて、エネルギーを作っているんだ。酸素は、体を動かしたり、ものを考えたりするのに、なくてはならない。私たちが生きるための、すべての力の元といったらいいかな。
鼻や口から空気を吸(す)いこむと、まず肺(はい)に送られる。肺に送られると、酸素は血液(けつえき)の中に取りこまれる。そして血管を通って、体じゅうに酸素を運んでくれるんだ。酸素を運ぶと、血液はかわりにいらない二酸化炭素(にさんかたんそ)を受けとって、肺に送る。そして肺から鼻や口を通して、二酸化炭素をはき出している。
空気中の酸素を吸って生きているのは、人間だけじゃない。動物や鳥やこん虫も、みんな酸素がないと生きていけない。川や海にすむ魚たちも、水の中の酸素で呼吸しているんだ。