空気が汚(よご)れると体によくないの?
大気が汚(よご)れると、それを吸(す)っている私(わたし)たちの体は、いったいどうなってしまうのかな?汚れた空気の中で生活していると、のどや肺(はい)をいためる原因(げんいん)になる。慢性気管支炎(まんせいきかんしえん)や肺気腫(はいきしゅ)などの病気になることだってあるよ。
自動車の排気(はいき)ガスや工場から出る汚染物質(おせんぶっしつ)が、太陽の光を受けると、光化学(こうかがく)スモッグが発生する。光化学スモッグが発生すると、目がちかちかして痛(いた)くなることがある。日ざしが強い日などは光化学スモッグが発生しやすいから、外ではげしい運動をしないように気をつけよう。
日本では1960年代の高度経済成長期(こうどけいざいせいちょうき)に、工場がたくさん作られた。その時、工場からの排出(はいしゅつ)ガスによって大気が汚染され、全国で公害が発生したんだ。三重県四日市や神奈川県の川崎(かわさき)市では、ぜんそくや気管支炎などの病気にかかる人がたくさん出た。これらは四日市市(よっかいちし)ぜんそく、川崎ぜんそくと呼ばれているよ。