地球で大気はどのようにしてできたの?
地球をはじめとする太陽系(たいようけい)が生まれたのは、今からおよそ50億(おく)年も前のことだよ。太陽のまわりでうずを巻(ま)いていたガスが、しだいに冷えて微惑星(びわくせい)というかたまりになり、その中のひとつが地球になった。できたばかりの地球には、かぞえきれないほどの微惑星(びわくせい)や小さな隕石(いんせき)がふりそそいでいたらしい。その中に含(ふく)まれていた物質(ぶっしつ)がガスとなって飛び出して、やがて地球をおおう大気になったんだよ。
でも、そのころの大気には酸素(さんそ)はなく、ほとんどが二酸化炭素(にさんかたんそ)、水蒸気(すいじょうき)、メタンガスなどだったそうだ。それに熱くかわいた大気のため、雲さえできなかった。それが、今のような大気になるにはかなりの時間がかかったんだよ。