空気が汚(よご)れると地球はどうなるの?

汚(よご)れた空気につつまれていると、地球はいったいどうなってしまうのかな?大気汚染(たいきおせん)のせいで、地球の環境破壊(かんきょうはかい)が心配されているよ。

よくいわれているのが、地球の温暖化(おんだんか)だ。工場などでものを燃(も)やすと、二酸化炭素(にさんかたんそ)などのガスがたくさん出る。二酸化炭素は熱をにがさないため、気温を上げてしまい、異常気象(いじょうきしょう)などの原因(げんいん)になってしまうんだ。

酸性雨(さんせいう)も汚染物質(おせんぶっしつ)が原因だよ。工場や自動車から排出(はいしゅつ)される汚染物質が雲に取りこまれ、酸性の雨をふらせる。そして森林や農作物が枯(か)れるなど、さまざまな被害(ひがい)をおよぼしてしまう。

オゾン層の破壊も大きな問題になっている。太陽からの有害な紫外線(しがいせん)を防(ふせ)いでいるのが、オゾン層(そう)。スプレーなどに使われているフロンガスは、そのオゾン層を壊(こわ)してしまう。そうすると地球に紫外線がふりそそいで、生き物に害が出てしまうんだよ。