「しょうがいしゃ用トイレ」と「多目的トイレ」。
どちらが、ユニバーサルデザイン?
「しょうがいしゃ用トイレ」には、しょうがいのない人は入りにくい。
でも、「多目的トイレ」にしたら、みんなが、便利に使えるよ。
「公園のトイレに、車いすのマークがあって、しょうがい者用って書いてあるんだ。
小さな子どもを連れた人にも、広いトイレは便利だと思うんだけど。」
広いトイレは、小さな子どもを連れた人にも、荷物をいっぱい持っている人にも
使いやすいよね。
でも「しょうがい者用トイレ」と書いてあったら、しょうがいがある人しか使えない。
これでは、ユニバーサルデザインとはいえないよね。
バリアフリーでは、「しょうがいがあっても使いやすい」ものを作ること。
これは大切なことだけど、最初から特別な人だけのものを作るのではなく
最初からだれにでも使いやすいものを作ることが、ユニバーサルデザインなんだよ。
「しょうがい者用トイレ」「車いす用トイレ」と書くのをやめて、
「多目的トイレ」「だれでもトイレ」と書くだけで、バリアフリーだったトイレが
ユニバーサルデザインになるよね。