シャンプーボトル横のギザギザ、水栓(すいせん)レバー・・・。
身近すぎてユニバーサルデザインって気づいていないかも?
家の中では、髪(かみ)を洗(あら)う時のシャンプーのボトルの横にギザギザ。
これは髪を洗う時に同じ形のシャンプーとリンスのボトルがならんでいても、
手でギズギザをさわればこっちがシャンプーだって、わかるしくみ。
目をあけられなくても、目が不自由でも(おふろではいつもかけているメガネを
はずしているお父さんにも)、便利だね。
それから、キッチンや洗面(せんめん)所の水道で手を洗う時、
手についたよごれが蛇口(じゃぐち)についてしまうけど、
レバー式だと清潔(せいけつ)に、あまり力を使わないで手を洗えるので、
手の力が弱い人にも、みんなにも使いやすいね。
さらに最近普及(ふきゅう)しはじめているセンサー式だと、手を近づけるだけで
水が自動で出てくるので、もっともっと使いやすいよ。
ななめドラム式洗濯(せんたく)機もユニバーサルデザインだよ。
洗濯物の出し入れ口がななめ横にあるから、背(せ)の低い人、
子ども、車いすを使用している人、おとしより、もちろん背の高い人でも、
洗濯物の出し入れが楽にできるよ。
子どもがお手伝いできると、お母さんが喜ぶね。
学校では、最近図書室や保健(ほけん)室やプールなどの施設(しせつ)の表示が、
字だけじゃなくてピクトグラムとよばれる絵文字がプラスされているところもあるよ。
字が読めない低学年の子や知的しょうがいのある子でも、
何の場所なのかがわかりやすいよ。
気をつけてみると、身近なところにちょっとした工夫のあるものや、
便利な構造(こうぞう)のものがあるね。
それらは、実はみんなにとって使いやすい、ユニバーサルデザインでもあるんだね。