松下幸之助歴史館 準常設展
1954(昭和29)年、松下幸之助は自叙伝『私の行き方 考え方』を世に出しました。
9歳で大阪に丁稚奉公に出てからちょうど50年が経った年のことです。
『私の行き方 考え方』は、松下電器の社内誌『歩一会会誌』に1935(昭和10)年から1944(昭和19)年にかけて連載された口述筆記の自叙伝をもとに編纂されました。
副題に「わが半生の記録」とあるように、和歌山県和佐村に生まれた幸之助が、丁稚奉公、大阪電燈勤務を経て、大阪市内の大開町で松下電器の創業を果たし、命知 -産業人の真使命自覚- を経て、会社の本拠を門真に移すまで、年齢でいうと38歳に至るまでの「行き方 考え方」を幸之助自身が語ります。
展示では、この半生の記録に登場するさまざまな場所に焦点を合わせ、原文(注)を引き、写真や地図を織り交ぜつつ、幸之助ゆかりの地を紹介してまいります。いまに読み継がれる『私の行き方 考え方』を、また別の角度からお楽しみください。
(注)PHP文庫第1版56刷(2018年5月30日)より抜粋
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