松下幸之助 生誕130年記念特別展
いま伝えたい松下幸之助の精神~素直な心で学び、成長し続ける~
会期:2024年11月27日~2025年1月31日(日曜・祝日・年末年始は休館)
松下幸之助歴史館では、毎年、春と秋の2回、経営理念特別展を開催しています。
松下幸之助は、たった9歳で実業の世界に入り、94歳で亡くなるまで、素直な心で学び、成長し続けることで事業を発展させてきました。
その体験と思索にもとづいて生み出された思想は、普遍的で、現代を生きる私たちに重要な気づきを与えてくれています。
本展では、学び、成長し続ける中で生まれた発言・発想、幸之助が出会い、影響を受けた人々とそこから得た学び、そしてその教えを受け継いだ歴代幹部の話をエピソードとともに紹介しています。
(1)影響を与えた人々
9歳で実業の世界に入り、94歳で亡くなるまで、多くの人々に支えられ、たくさんの恩恵を頂いてきたと語った幸之助。折々の出会いには、その言動から直接間接にさまざまなことを教えられ、後の人生に影響を与えた人も少なくない。中でも特に幸之助の行き方・考え方に大きな影響を与えたと思われる人々と、そこから学んだことを紹介。(五代自転車商会店主・五代音吉氏/私立大阪盲啞院の設立者・五代五兵衛氏/砲弾型ランプの代理店経営者・山本武信氏/日本ビクター社長・野村吉三郎氏/トヨタ自動車工業社長・石田退三氏)
(2)発想の軌跡
激動の時代に生き、物心一如の繁栄を求めて体験と思索を重ねた幸之助は、さまざまな発想を生み出してきた。ハーバードビジネススクール・松下幸之助記念講座名誉教授で、『幸之助論』(ダイヤモンド社)の著者、ジョン・P・コッター氏は、「彼の驚異的な業績は、謙虚で素直な心があれば、人はどんな経験からも、どんな年齢でも学び、成長し続けることができると証明している」と語る。体験と思索にもとづいて生み出したさまざまな発想を、時代を追って辿り、素直な心で学び、成長し続けた軌跡を紹介
(3)学び、継ぐ
長年にわたり、幸之助から直接指導を受け、苦楽をともにして当社グループを発展させてきた諸先輩の話を紹介。幸之助から何を学び、どう生かしてきたのか、そして私たち後輩に何を伝えたいのか――。時代を超えて私たちが受け継いでいきたい、DNAとも言うべき幸之助の「心」を、諸先輩から学ぶ(松下正治・元パナソニック名誉会長/髙橋荒太郎・元松下電器会長/中尾哲二郎・元技術最高顧問/丹羽正治・元松下電工社長/山下俊彦・元松下電器社長/谷井昭雄・元松下電器社長/小川守正・元松下住設機器社長)