KWN Global SUMMIT 2025

世界各国の子どもたちが参加するKWNグローバルサミット2025が、今年も昨年に引き続きオンラインで開催されました。今年は、地球のかたちをしたボールをみんなで回して「世界がひとつにつながる」というメッセージを伝えました。

プライマリー(小学生)部門

KWNキッズアワード

Inequality

同じ学校内にも格差は存在することを描く作品です。支援を受けることができる生徒と困難を抱えながらも支援を受けることができない生徒を対比し、教材や食事、教師の注目といった小さな違いが大きな壁となる様子を示します。格差は特別な状況に限った話ではなく、私たちの身近な生活の中に潜んでいる現実なのです。

ブラジル

Notre Dame

パナソニックアワード

What is wrong with me?

父から理解されず、孤立しながらもサッカーを愛するユアは、周囲からの応援もあってやがてその実力を認められます。生徒会選挙によって選ばれ一生懸命勉強し、後に父の会社のCEOとなります。彼女は今、女性たちの希望の象徴となり、誰もが夢を叶えられることを実現しました。

カンボジア

Paññāsāstra International School


KWNファンズアワード

Ant-Sized Sustainability: Lessons in Green Logistics

アリのスマートでクリーンな生活は、持続可能な未来のヒントとなり人間の物流に可能性を映し出しています。再生可能エネルギーの利用、廃棄物削減、日々の小さな選択を通じて、より緑豊かな未来を築く行動を呼びかけています。

中国

Chengdu Golden Apple School


The Last Leaf

気候異変は現実のものとなり、私たち一人ひとりの行動が不可欠であることを示しています。新緑は希望と回復力の象徴であり、水を節約する、木を植える、廃棄物を減らすといった小さな一歩が、地球を守り持続可能な未来につながると訴えます。

インド

Shalom Hills International School



A Serving of Hope (Sepiring Harapan)

飢餓が続く一方で、食べ物を無駄にする人もいます。食事を分け合う、フードドネーションなどの行動に多くの人が関われば、社会に大きな影響を生み出せることを伝えます。

インドネシア

Al-Azhar Syifa Budi Cibubur

プロフェッショナルアワード

CONNECT

日本の修復の技「金継ぎ」を取り上げました。モモコは祖母の壊れた湯飲みを直そうとし、その歴史や工程を学びました。金継ぎは、壊れたものを直すだけではなく、器の歴史や価値を感じながら、新たな美しさを生み出す芸術です。

日本

Morimura Gakuen Elementary School


THE GHOST OF FORGOTTEN VEGETABLE

ジャンクフードが大好きな12歳の少年アリは、ブロッコリーの幽霊ミス・ベジーに出会い、健康的な過去と不健康な未来を見せられます。バランスの取れた食生活こそが、より健康で明るい人生の鍵であることを私たちに思い出させてくれます。

マレーシア

SEKOLAH KEBANGSAAN JUBLI INTAN

Sangandaan (Crossroads)

両親を失ったジョアナは妹ジェイドを育てながら、明日はもっと良くなると信じています。ジェイドが行方不明になったときも、周囲の協力で再会を果たします。愛と思いやりが癒しと希望をもたらし、人生を変える力を持つことを示しています。

フィリピン

Cainta Catholic College


Heart for Sharks: Helping Oceanic Whitetip Sharks

絶滅危惧種であるヨゴレ(大型のサメ)を守ることで持続可能な開発目標14「海の豊かさを守ろう」を支援しています。保護法の必要性を訴え、ビーチクリーンアップや海洋生物について学ぶ活動もしました。「サメを思う心を持つのに遅すぎることはない」と伝えます。

アメリカ

Woodbridge Gifted and Talented Enrichment (at Avenel Middle School)

I'm not Tich Chu

ベトナムの昔話「ティック・チュウ」に基づいています。この作品は、祖父母や大切な人を愛し尊敬することの大切さを伝え、小さな一歩が、大きな奇跡の始まりになることを改めて気づかせてくれます。

ベトナム

Archimedes Dong Anh School

セカンダリー(中高生)部門

Same world, different intensities

印象的な体験を通して、個性を尊重し多様性を受け入れることを表現しました。周囲とのすれ違いや理解されないことで生まれる孤独、さらにはいじめによって深い痛みを抱える姿を浮かび上げています。

ブラジル

Notre Dame - High School

Peace begins with us

親の口論が絶えない環境で育った少年は、学校でいじめや成績不振に陥ります。叔母の助言で、自分の行動が妹を悲しませたことに気が付き、変わることを決意します。「平和は自分の中から始まる」と気づいていきます。

カンボジア

Beltei International School



If Genders Were Swapped

「性別が逆だったら?」という問いは空想のように聞こえますが、本当に平等な社会を築けているのか私たちに考えるきっかけを与えています。

中国

Beijing Chenjinglun High School Dijing Jinsong Branch

KWNキッズアワード

THE LAST DROP

SDG6「安全な水とトイレを世界中に」に取り組み、若者たちがアクアコープの水汚染を暴く物語です。フィクションですが、安全な水をめぐる現実の困難を映し出し、その影響について調べ学び、意識を高めることができました。

インド

Heritage Xperiential learning School sec 62 Gurugram


Not Foolish, Just Need a Different Approach (Bukan Bodoh, Hanya Butuh Cara yang Berbeda)

学校は、生徒一人ひとりが尊重されることで、自信と意欲を育み、成長していく場所です。互いに協力し、共感し合い、個性を認め合うことで、困難は乗り越える力となり、前向きで誰もが安心できる学びの場が築かれていきます。

インドネシア

179 Jakarta Junior High School

Run & Know Project

私たちは、視覚障害者アスリートを支える伴走の普及を目指して立ち上がりました。登録制度やガイドランナーのルール動画、登録テストを作成し、登録制度の仕組みを整理しました。伴走が心の交流を育むこと、そして高校生でも社会の課題に立ち向かい、変化を生み出す力があることを伝えます。

日本

高田高等学校



遠くの音-Talknote-

落とし物を拾ってあげた生徒がSNS機能の「いいね」を使って落とし主を見つけようとします。投稿の「いいね」に執着する生徒は、その行動に対して憧れの教師から冷たい反応を受けます。彼は仲間と協力して問題解決に挑み、本当の優しさを学び、周囲からの評価を得ていきます。

日本

聖徳学園中学校

KWNファンズアワード

Kamarul

WHOは、何百万もの子どもが肥満に直面する一方で、栄養不良に苦しむ子もいると報告しています。安価で高カロリーな食品が、見えにくい飢えと肥満という二重の問題を引き起こしているのです。「Kamarul」は健康的な生活、栄養バランス、分かち合いを推進し、子どもの健康を守ろうとしています。

マレーシア

SMK Malim


プロフェッショナルアワード

HOME

人と異なることでいじめられた少年は居場所を求め、家族こそが安全や愛を感じることができる場所だと分かりました。周囲の支えにより受け入れられた彼は、誰もが、自分らしくいられる場所を探し続けていることに気がつきます。

フィリピン

Cainta Catholic College


Bias You Can't See But She Feels

性別が女性であることによる偏見を明らかにします。女性の訴えはしばしば軽視され、誤解されてしまいます。本作は、医療における偏見を深刻な課題として認識し、公平でより良いケアのために対話を促すことを呼びかけています。

アメリカ

Mary Help of Christians Academy


パナソニックアワード

Give

若者に感情表現の大切さを訴えています。愛情は隠すものではなく、そっと寄り添ったり温かな言葉の中にこそ、その真価が表れます。正直さと勇気を持って愛を示す大切さを伝えていきます。

ベトナム

Yen Hoa High school & Quang Trung High school

KWN GLOBAL SUMMIT2025
2025年10月25日(土)日本時間21時~
世界10カ国がオンラインで参加しました。


KWN GLOBAL SUMMIT2025
2025年10月25日(土)日本時間21時~
世界10カ国がオンラインで参加しました。


KWNグローバル
サミット2025の概要


KWNグローバルサミット2025の概要

各国紹介

サミット参加国同士の質問をきっかけに
それぞれの文化を紹介し合いました。

自分の国の言葉で挨拶をして、その言葉を他の国の子どもたちに教え合うことで、なごやかに交流をスタートさせます。

世界がつながる体験

地球のかたちをしたボールをバトンパスしながら
みんなで交流を楽しみました。



各アワード受賞校の発表

KWNグローバルサミット2025は、
各国・地域よりノミネートされた作品の中から4つのアワードを設定します。

KWNグローバルサミット2025は、各国・地域代表作品から優れた作品を選ぶ、2025年の4つのアワードを発表します。

KWNキッズアワード
“KWN Kids Award”

サミットに参加している子どもたち同士の投票で、選出されます。

パナソニックアワード
“Panasonic Award”

パナソニックグループ従業員により、選出されます。

KWNファンズアワード
“KWN Fans Award”

世界中のみんなによるオンライン投票で、選出されます。

プロフェッショナル​
アワード​
“Professional Award​”

映像のプロフェッショナルの投票により、選出されます。


審査員

各国で活躍している映像・報道のプロフェッショナルをご紹介します。


ウェイン クマモト
(Wayne Kumamoto)


クリエイティブディレクター
国際的なアートディレクションとデザインのバックグラウンドを持つクリエイティブディレクター。革新的なメディアとアート作品を専門としています。美術教師の資格も持ち、教育に情熱を注いでいます。

オーストラリア

チン・ディン・レ・ミン
(Trinh Dinh Le Minh)


映画監督
フルブライト大学ベトナム・メディア芸術学講師(現在)
メディア・テクノロジー・マネージメント・プログラム・ディレクター - ホアセン大学 (2017年~2023年)
短編映画、ドキュメンタリー、最近では長編映画で地位を確立。

ベトナム

今井 雅彦


クリエイティブディレクター(脚本家)
ミュージックビデオで経験を積み、CMやスポーツ系番組のディレクションを行う傍ら朗読劇の脚本、演出も行う。企業のブランドムービーやコンセプトムービーなども手掛け幅広く活躍中。また近年は、部活動指導員として中学校の顧問、高等学校のコーチとして指導にもあたっている。

日本

マチルダ グスタフソン
(Matilda Gustafsson)


国際関係マネージャー/プロジェクトマネージャー
京都のWACHAJACKにて映像やゲーム制作に使用されるコンセプトアートのPMとして経験を積み、国内外のアーティストのコミュニティ「BrushBunni」を立ち上げる。オリジナルアニメーション「WIST」の制作メンバーとしても活躍中。

スウェーデン


KWNグローバルサミット2025レポート

KWNグローバルサミット
2025レポート

KWN グローバルサミット2025は、今年もオンラインで開催されました。
2025年は東京を拠点に、ブラジル、カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、マレーシア、
フィリピン、 アメリカ、ベトナムの10カ国が参加しました。
KWNに参加した3000人を超える参加者の代表として集まった子どもたちが、にぎやかに、グローバルな交流の時間を楽しみました。



第一部

オープニング


世界10カ国から子どもたちが集まり、司会のマックスウェルさんの登場で会場は一気に盛り上がり!
テーマ紹介と主催者の挨拶を経て、KWNグローバルサミットが開幕しました。



参加国紹介


チームメンバーからお名前を紹介した後に、参加国同士で質問をしました。
参加者が質問にチャレンジすることで、世界の文化を知ることができました。
さらには、司会者からのスペシャルミッションとして、
ベルが鳴ったら突然始まるクイズに会場は大盛り上がり!
みんなドキドキしながらも楽しんで参加していました。



世界がひとつにつながる交流


地球のかたちをしたボールをみんなで回して、
世界がひとつにつながるというメッセージを楽しく表現しました。
会場は笑顔につつまれ、ボールを回すたびに、
みんなの気持ちがひとつになっていくのを感じました。




第二部


受賞作品発表


いよいよアワードの発表!
4つの部門で審査・受賞結果が発表されました。
参加校が自国以外の作品で最も優れていると思った作品を投票する「KWNキッズアワード」
世界中の誰もがオンラインで投票できる「KWNファンズアワード」
映像のプロフェッショナルが投票する「プロフェッショナルアワード」
そして、パナソニックグループ従業員が投票する「パナソニックアワード」


エンディング


サミットの最後を飾ったのは、インドのSecondaryチーム。
サミットの締めくくりにふさわしい素晴らしいメッセージを届けてくれました。



KWNグローバルサミット2025は最後まで熱気に包まれつつエンディングを迎えました。
参加国の皆さん、お疲れ様でした!


KWNグローバルサミット2025は
アーカイブでチェック!


YouTubeライブ 2025年10月25日(土)21:00~
プライマリー(小学生)部門・セカンダリー(中高生)部門

Facebookライブ2025年10月25日(土)21:00~
プライマリー(小学生)部門・セカンダリー(中高生)部門

その他の活動コンテンツ




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