無電化地域ソリューション​

ミャンマーの国旗 ミャンマー活動レポート

約400人の子どもたちが作文コンクールに参加

写真:受賞者との撮影

心を育む機会や、自分で書く力を身につけるきっかけを、子どもたちに贈りたい。そんな思いから、創業者 松下幸之助による松下哲学の入門書「素直な心になれたら−松下幸之助が中学生に教えたかったこと」を教材にした読書感想文コンクールを実施しました。ミャンマー語に翻訳した約10,000冊をエーヤワディー管区の中学校・高校など約1,600箇所に配布。そのうち、れんげ国際ボランティア会(ARTIC)支援校50校の生徒約400人から作品を募集し、ARTIC人材育成センターで表彰式を行いました。(2019年3月)

写真:授賞式の様子

優秀作品には12作品が選ばれ、受賞した子どもたちとその家族、受賞した子どもたちの学校教師、来賓としてエーヤワディー管区教育事務所長補佐など103名が表彰式に参加しました。なお、コンクールの教材「素直な心になれたら」(PHP研究所著)は、哲学者でもあった松下幸之助が生涯をかけてつかんだ「仕事の成功」と「人生の幸福」を実現するための心の習慣を子どもたちにやさしく伝える本です。

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最優秀賞のPanasonic賞を受賞したマウントンウィンナイン君(8年生)。「夢はお医者さんです。田舎に診療所を開いて、村人たちや僻地に暮らす人たちをケアしたい。素直な心で勉強を頑張れば、夢が叶うと信じています。」
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PHP賞を受賞したマイミャッノーティさん(7年生)。「素直な心を持つ人と一緒に、自分の人生を幸せにしたいです。お互いを尊敬し合える人たちが力を合わせることで、幸せな世界が作られると思うから。」
写真:講話会の様子

また、コンクールの表彰式前日の3月1日には、PHP研究所による松下幸之助の経営理念を紹介する講話会が、在ミャンマー日本企業に向けて二部構成で実施され、第一部にはミャンマー日本商工会議所会員企業33社から約50名、第二部には中小企業・コンサルティング会社などから18名が参加。ミャンマーでの「無電化地域ソリューションプロジェクト」の紹介もされました。

より多くの子どもたちに心を育む機会を。
第2回読書感想文コンクール開催

2020.04.20

写真:受賞生徒と読書感想文コンクール関係者

エーヤワディー管区の子どもたちに、心を育む機会や、自分で考える力を身につけるきっかけを贈りたい。そんな思いのもと、2018年から読書感想文コンクールの活動が始まりました。第2回目となる今回は、41校の中学・高校から、約4,000人の生徒たちが参加しました。この取り組みは「無電化地域ソリューションプロジェクト」の一環として、ミャンマーの子どもたちの倫理観醸成を目的として実施しています。

教材は、松下哲学の入門書「素直な心になれたら―松下幸之助が中学生に教えたかったこと」のミャンマー語訳。パナソニックの創業者、松下幸之助が生涯をかけてつかんだ「仕事の成功」や「心の幸福」を実現するための心の習慣を、子どもたちに優しく伝える本です。今回は、教材の後半部分「戦争について考えよう」「宇宙の発展と人類の使命」をテーマに読書感想文を募集しました。

優秀作品には9作品が選ばれ、2020年1月17日に表彰式が行われました。表彰受賞者及びその家族、学校教師、さらにエーヤワディー管区の教育事務所関係者などの来賓も含め、計約70名が出席しました。受賞した子どもたちには、表彰状とソーラーストレージなどの賞品が手渡されました。

人として正しいことや社会のなかで守るべきことを、一人でも多くの子どもたちに伝えていくために。松下幸之助に関わる書籍を活用したこのコンクールの活動は、今後も継続して行っていきます。

写真左:ミャンマー語に翻訳された「素直な心になれたら―松下幸之助が中学生に教えたかったこと」/写真右:出席者の様子
エーヤワディー管区の教育事務所ディレクターのウ・サンミンウ氏が来賓を代表し、ミャンマーの教育力向上のための取り組みに感謝の言葉を述べました。
Panasonic賞に選ばれたマ・カインニンウェイさん(9年生)。「将来の夢は弁護士です。『素直なこころになれたら』を読んで、共存共栄の大切さが初めて理解できました。元々書くことが好きだったので、今回の受賞はとても嬉しいです。」

施しではなく国を繁栄させたいと願う人を育てる
(ミャンマー)

「松下幸之助物語」感想文コンクールの様子

パナソニックグループでは、「無電化地域の未来を照らすプロジェクト~LIGHT UP THE FUTURE」として、あかりや電気を無電化地域に届け、「教育」「健康」「収入向上」の機会を創出することで、貧困のない社会づくりを支援しています。
今回は、ミャンマーで活動している「れんげ国際ボランティア会(ARTIC)」との現地での協働活動レポートをお届けします。

当社グループは、2014年からARTICと協働し、これまでに2000台以上のソーラーランタンやソーラーストレージを寄贈し、子どもたちの教育の機会創出に貢献してきました。ARTICは、「困っている方に直接的な支援をするだけではなく、自らも努力し国を繁栄させたいと願う人を育てる」という信念に基づいて、教育に焦点を当てて活動されており、地域の自走に繋がる機会の創出を支援するという我々の活動と目的を同じくしています。

教育向上の一環として協働活動しているものに、教材に当社創業者 松下幸之助の生涯を記したノンフィクション「松下幸之助物語」をミャンマー語に翻訳して子どもたちに配り読んで貰っているものがあります。また読むだけでなく、感想文も書いて貰っています。今年は7年生から9年生までの生徒たちを対象として、コンクールが開催されました。開催に当たり、ARTICは、ミャンマー中部に位置するイラワジ管区内全26タウンシップの全ての中学と高校の生徒に6000冊以上の「松下幸之助物語」のミャンマー語訳本を届けました。その本を読んだ2000名以上の生徒らが感想文コンクールに参加しました。生徒のみなさんが「松下幸之助物語」を読むことで、自ら学び、考え、そして学んだものを自分自身の未来や周囲にどのように繋げていくのかといった強い決意を感想文のなかで表明いただきました。
12月10日(土)に、イラワジ管区パンタノウタウンシップのARTIC人材育成センターにて「松下幸之助物語」感想文コンクールの表彰式が行われました。表彰式にはパンタノウ・タウンシップ教育事務所副所長を来賓としてお迎えし、また、多くの生徒や教師ら100名以上の方が参加しました。2000名以上の中から選ばれた各学年の1位から3位の生徒らを表彰し、最後に当社、ARTICおよび「松下幸之助物語」出版元の(株)PHP研究所が選んだ「パナソニック賞」、「ARTIC賞」、「PHP賞」が発表されました。また、今回受賞された12名の生徒の感想文をまとめた優秀作品文集を編纂し、来場いただいた方や感想文コンクールに参加いただいた学校などに配布しました。

■パナソニック賞
ヘイマンモーミンさん
シュエボーイェージョー中学校 8年生
松下幸之助物語を読んで気になったことと人生の教訓
■PHP賞
ソーアウンモンジョーさん
アワインジャウンズ高校 9年生
松下幸之助物語を読んで感じたこと、感動したこと

「子どもの頃から丁稚奉公に出て苦労し、また身体も決して強くなかった松下幸之助創業者が、確固たるビジョンを持ち、強い意志と情熱でたゆまない努力を続けた事で、大きな成功を収められたという物語は、これから国を良くしていこうというミャンマーの子どもたちにとって、とてもいい教材になります」とARTICヤンゴン代表の平野氏は言います。
本活動を通じて、「松下幸之助物語」を読んだ全ての生徒の皆さんが、それぞれ感じた熱い思いを更に高めていただき、ミャンマーにおいて一人ひとりが輝く「共生社会」の実現に繋がることを願っています。
パナソニックでは、「サステナブルな共生社会」の実現を目指して、無電化地域にあかりを届ける活動を継続していきます。

ガミンチャウン高校の双子の姉妹と彼女らが書いた創業者の似顔絵

協力団体 : 特定非営利活動法人 れんげ国際ボランティア会

ARTICは、困っている方に直接的な支援をするだけではなく、ミャンマーで国を繁栄させたいと願う人を育てるために、教育に焦点を当てることにより、人々の意識を変え自律的に動くように促している活動を行っている団体。詳しくは:https://renge.asia/

LIGHT UP THE FUTURE 関連活動