災害支援
被災地域の復興に役立てていただくため、パナソニックグループでは、会社・従業員・労働組合それぞれで 支援金や緊急物資を提供しています。また、従業員が地域でボランティアとして活動できるように「災害ボランティア育成講座」を開催しています。
パナソニックグループでは2019年度より、近年頻発している自然災害を受け、災害発生時に従業員がボランティアとして自主的に活動できるよう「災害ボランティア育成講座」を実施しています。災害ボランティアの知識や心構えを身につける「初級編」や、より災害現場の状況に即した実践につながるよう「中級編」として「災害ボランティアセンター運営サポートコース」「現場実践コース」の2つのコースを設け、これまでに約2千名の従業員が受講しました。
「災害ボランティア育成講座(初級編)」の内容を、わかりやすく解説した12分間の動画「災害ボランティアに参加するには」を制作しています。ぜひご活用ください。
本講座は災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(通称:支援P)の協力のもと開催しています。
リンク:支援P 公式サイト – 災害ボランティア活動支援プロジェクト会議 (shienp.net)
災害ボランティア育成講座(初級編)
講座の概要
1.現地に行く前に(1:45頃~)
現地の負担にならないように、以下のことを配慮しましょう。
- 情報収集
災害直後は自衛隊等などによる人命救助活動が最優先。しばらくするとボランティアセンターが 開設されるので、募集詳細を確認下さい。 - 保険加入
現地でも加入できますが、なるべく地元の社会福祉協会の窓口・WEBで加入して下さい。 - 装備・持ち物確認
服装は長袖・長ズボンで帽子やヘルメットで頭を守ります。
埃が舞いますので防塵マスク、ゴーグルなども用意していくいいでしょう。
熱中症対策の塩飴や梅干、雨具や応急セットを入れるウエストポーチがあると便利です。 - 行動計画
出発前に、道路状況を確認して下さい。
現地までのルート・通行止めのチェック。駐車場の有無の確認も忘れずに。
車は乗り合いで渋滞配慮をお願いします。
高速道路会社HPから「ボランティア車両証明書」をダウンロードすると高速道路減免を受けられます。
2. 現地での活動のときに(5:55頃~)
災害ボランティアセンターで受付後、活動先のマッチングなどを行います。ボランティアは「がれき撤去」などの肉体労働以外にも、「被災者の話し相手」といったものもあります。
自身の得意分野・スキルを活かした支援活動を探して下さい。
~ボランティア活動の心構え~
『泥を見ずに人を見る』『ボランティアはリレー』『自分の身は自分で守る』
3. 帰ってきた後に(9:15頃~)
体調不良の際は無理をせず早めに医療機関を受診してください。
惨事ストレス・バーンアウトのケアにご注意ください。
活動の振り返りを共有をしましょう。今後の改善や学びに。そして、これから向かう方のために、ぜひ情報を共有して下さい。
帰宅後も、現地に行かなくてもできる支援をお願いします。
4. 新型コロナウイルス対策(9:38頃~)
- 原則
事前に地元でできることは、地元で準備をお願いします。 - 活動中
検温&記録・体調管理。体調不良時の報告・活動自粛。
マスク・消毒の用意。混雑への配慮をお願いします。
ボランティアセンターの受付時間や活動タイミングの分散への協力をお願いします。 - その他留意点
着替え場所や、被災された依頼者の複雑な感情への配慮をお願いします。
被災された方への気持ちに寄り添う活動を心掛けましょう。
災害復旧支援
●2024年10月 令和6年能登半島地震に対する追加支援および令和6年9月能登半島豪雨の被災地・被災者への支援
【寄付金】従業員による寄付(7,793,800円)
寄付先:特定非営利活動法人 ジャパンハート
【ボランティア】
2024年10月 従業員が豪雨で被災した珠洲市の復旧支援活動にボランティアとして参加
2024年 4月 従業員が珠洲市と七尾市の「災害ボランティアセンター」の運営サポートにボランティアとして参加
●2024年4月 台湾東部沖で発生した地震の被災地・被災者への支援
【寄付金】台湾のパナソニックグループから1,000万台湾ドル(約4,720万円)
●2024年3月 イスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突による人道支援活動に対する支援
【寄付金】パナソニックグループとして2,000万円
寄付先:日本赤十字社、特定非営利活動法人ピーズウィンズ・ジャパン
●2024年1月 令和6年能登半島地震の被災地・被災者への支援
【寄付金】パナソニックグループとして 5,500万円※
寄付先:
日本赤十字社:総額3,000万円
社会福祉法人中央共同募金会:総額1,500万円
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議:総額500万円
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン:総額500万円
※パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社による寄付(1,000万円)、パナソニック インダストリー株式会社による寄付(1,000万円)、パナソニック コネクト株式会社による寄付(1,000万円)、株式会社パナソニック システムネットワークス開発研究所による寄付(500万円)を含む。
●2023年6月 トルコ・シリア地震における被災地支援
【寄付金】労使カンパ 10,623,179円
寄付先:日本赤十字社、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム、特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
●2023年2月 トルコ・シリア地震の被災地・被災者への支援
【寄付金】パナソニックグループとして約3,500万円
寄付先:日本赤十字社、特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパンなど
【支援物資】防寒着 4,600枚、当社製ソーラーランタン300 台(*)
*特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団)へ寄贈