<組織診断助成⇒組織基盤強化助成2年目>
事業名 |
「世代交代」の実現に向けた持続可能な経営基盤の確立 |
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団体名 |
特定非営利活動法人 スペースふう |
代表者 |
永井 寛子 |
【組織診断によって抽出された優先課題】
事業の目標設定や評価がないためイベントゴミを削減するというミッション達成につなげられていない。スタッフの人数・スキルが不足しており運営体制の確立が困難であるため、情報伝達の遅れや業務の偏りが生じていた。また、強みであるリユース食器ネットワーク(ふうネット)を活用できていなかった。
【課題解決策】
中長期計画策定、PDCA・マネジメント能力の向上を図る。地元富士川町と山梨県内のイベントへの普及拡大に努めると同時に、地元企業からの協賛・協力の仕組みを整える。
【助成事業の内容(組織基盤強化2年目)】
<組織基盤強化1年目>
外部コンサルタントの指導のもとで中長期計画策定の研修を実施し、中長期計画と次年度事業計画を策定した。また、運営委員会の役割を精査し、マネジメント能力の強化と人的課題の改善に努めた。さらに、山梨県内のイベントへリユース食器利用を普及啓発すると同時に、地元企業へレンタル料低減のための協賛営業を実施した。
<組織基盤強化2年目>
1年目の取り組みで、リユース食器が当たり前になる社会を見据えて作成した中長期計画「2020東京オリンピックへJump up!」を運用、精査する。また、レンタル業務の円滑化とレンタル数拡大を目指してWEBのリニューアル、事業拡大を支える運営管理体制の強化(スムーズな世代交代を目指した人員体制のブラッシュアップ、ファンドレイジング企画のテスト実施、情報管理の一元化)に取り組む。
<推薦理由/応援メッセージ>
日本初となるリユース食器のレンタルレンタル事業に取り組み、10年以上にわたり循環型社会の実現に向けて環境に配慮したエコイベントなどの牽引役を担っている本団体は、これまでのノウハウを活かした次の目標として「東京オリンピック」を見据えた中長期計画を策定している。それらを現実のものとするためには更なる組織基盤強化が必要であり、その実現に向けて今回の助成事業は、これまでの組織診断、組織基盤強化事業1年目の成果をふまえて取り組む内容として、極めて適切かつ具体的成長を期待できるものであると高い評価を受けたことから助成採択に至った。
団体概要
- 設立(開設)
1999年(設立後 満15年) - 目的
リサイクル品・無添加食品を提供することで大量消費・大量廃棄の生活を見直し、食の安全性について考えるきっかけづくりを提供するとともに、環境、福祉、教育、文化の活動を通して地域社会のコミュニケーションを図り、地域活性化の一翼を担うこと - 活動内容
リユース食器レンタル事業、リユース食器販売事業、リユース食器ふうネット事務局、Jリーグヴァンフォーレ甲府エコスタジアム事業、地域とのつながり事業、等
- 活動地域
全国 - 有給スタッフ数
19人(常勤2人、非常勤17人) - 正会員数
個人会員21人、企業・団体会員13件 - 財政規模
3,082万円(2014年度予算)
3,323万円(2013年度決算)
4,747万円(2012年度決算) - ホームページ
http://www.spacefuu.net/
<前年度事業規模内訳>