プロボノの取り組みが
「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」特別賞を受賞
パナソニックは、東京都が2016年度に創設した「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」において特別賞を受賞しました。
このたびの受賞は、パナソニックグループ社員のビジネススキルを生かしてNPOなどの事業展開力を応援し、社会課題の解決促進を支援する新しい形のボランティア活動"プロボノ"の取り組みが高く評価された結果です。 プロボノとはラテン語の"pro bono publico"(公共善のために)が語源で、社会人が仕事を通じて培った知識やスキル、経験を活用して社会貢献するボランティア活動のことです。
2016年10月に新設された「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けてボランティアの機運を醸成することを目的に、ボランティア活動に関して継続的・先進的な取り組みを行っている企業・団体を表彰するものです。パナソニックは、2017年1月22日(日)に開催された贈呈式において、小池都知事より表彰を受けました。
東京でのプロボノの支援事例としては、都内の高度専門病院近くで病児と家族を対象に滞在施設の運営や相談事業に取り組む「認定NPO法人ファミリーハウス」に、住宅設備事業も手がけるパナソニックの社員9人が、重い病気の子どもと家族が安心できる“理想のハウス”のビジュアル化に挑戦した「ファミリーハウスの事業計画立案支援」などがあります。
ファミリーハウスへの納品ミーティング
パナソニックは、2001年よりNPOの組織基盤強化を応援する助成プログラム「Panasonic NPOサポート ファンド」を実施しています。その助成先へのフォローアッププログラムとして、2011年に"プロボノ"活動を開始しました。これまでに社員189名が、39団体の事業計画立案、マーケティング調査、ウェブサイトの再構築などを支援しており、東京での活動をはじめ、東北被災地や新興国・途上国などの遠隔地支援も行っています。その対象分野としては、多様性理解、国際交流、障がい者の自立支援、地域活性化、途上国支援など多岐にわたります。
福島で活動するNPOへの最終提案
2016年度は、プロボノの活動期間を1DAY、3~4ヶ月間の短期プロボノ、6ヶ月の長期プロボノと多様化させ、社員34名がプロボノに参加しました。7月に開催した「1DAY プロボノ」には16名が参加し、パナソニック社員チームでNPO2団体を応援しています。短期プロボノでは「ココルームのマーケティング調査」「健康ラボステーションのマーケティング調査」に取り組みました。そして長期プロボノでは、「箕面市国際交流協会の事業計画立案」に取り組んでいます。さらに被災地支援プロボノとして、福島県の「まちづくりNPO新町なみえのウェブサイトの再構築」に取り組みました。
1DAYチャレンジ OSAKA
これまでもプロボノの取り組みを通じて、多様性理解、国際交流、障がい者の自立支援、地域活性化等の団体を応援してきましたが、今後さらにオリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーに通じる団体を積極的に応援していきます。