当社従業員からの寄付でカンボジアの無電化地域に
ソーラーランタンを寄贈。

2022年5月31日

Veal村での寄贈式後の記念撮影の様子

あかりや電気がないことで貧困から抜け出せない無電化地域の方々に“あかり”を届ける「無電化地域の未来を照らすプロジェクト~LIGHT UP THE FUTURE~」。パナソニックグループでは、寄贈の輪を広げ、皆さまと一緒にあかりを届ける活動「みんなで”AKARI”アクション」に2018年から取り組んでいます。
今回は、社員が会社の福利厚生制度で付与されているカフェテリアポイントを活用して寄付を行い、一般財団法人JELAを通じてカンボジアへソーラータンタン1,050台を寄贈しました。

プルサット州への道のり

寄贈先は、カンボジア西部のプルサット州とバッタンバン州の4つの村。
首都のプノンペンから陸路でおよそ1日半もかかる農村です。村では電気が通っておらず、照明などの光源を灯油や電池に依存しています。彼らの収入のほとんどが農作物の販売によるもので、世帯の所得水準は月間30~100USDとカンボジアの全国平均をはるかに下回っています。
さらに新型コロナウイルスのパンデミックの間、子ども達は電気がないために学校のオンライン授業に参加ができず、学習機会が失われていました。このような環境に置かれている村で、JELAとカンボジアのNGO団体 Life With Dignity(LWD)と協働し、子どもや障がい者がいる世帯に ソーラーランタンを配布しました。

2022年5月5日、寄贈先の1つであるプルサット州Veal村でソーラーランタンの寄贈式を行いました。プルサット州の地域高官とLWD職員にも参加頂きました。寄贈式では、132世帯の家族にソーラーランタンを直接手渡しし、ソーラーランタンの安全な使い方と日常の手入れの仕方などについて説明しました。
Veal村ではソーラーランタンを活用することで、①子ども達の学習機会確保による識字能力や成績の向上、②呼吸器疾患の原因となる灯油ランプからの依存低減による健康改善、③灯油などのエネルギーコスト削減による貧困からの脱却を目指しています。

Veal村での寄贈の様子
各家庭(左)にソーラーランタンを手渡し
LWD職員がランタンの使い方を説明
ランタンを受け取り笑顔で帰宅

パナソニックでは、「サステナブルな共生社会」の実現を目指して、無電化地域にあかりを届ける活動を継続していきます。

協力団体 : 一般財団法人JELA
1909年設立されたキリスト教主義に基づき公益事業を行う財団法人。世界の子ども支援・難民支援・奉仕者育成(奨学金、ボランティア派遣など)の3つの支援事業を中心に、キリストの愛をもって国内外で活動を展開している。

協力団体 : Life With Dignity(LWD)
カンボジア国内で電気や水道のない農村部を中心に、貧困層の生活を 改善するための活動に取り組んでいる。学校を建てて子ども達が読み書きなどを学べる環境を整備するなど、子どもの教育支援にも 力を入れている。

「みんなで”AKARI”アクション」は使い終えた本・CD・DVD・おもちゃなどをリサイクル頂くことで、どなたでも無電化地域にあかりを届けることができます。皆さまの行動が世界の誰かの未来を照らすことに繋がります。あかりを無電化地域に届ける活動に、ぜひご参加ください。

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