目指すこと

パナソニックが目指すインクルーシブデザイン

ミッション

あたらしい「やさしさ」をつくる

わたしたちパナソニックは、1918年の創業以来、親切、情、奥ゆかしさ、ゆとりといった、使う人に喜ばれる製品開発を目指してきました。
「人にやさしいモノづくり」は、わたしたちのDNAです。

ビジョン

互いに尊重し合うインクルーシブな社会を目指す

社会と暮らしが変わり、新たな技術が日々生まれる今、私たちは「人にやさしいモノづくり」を進化させます。
見落とされていた困りごとや課題をひろい上げ、共に考え、共に創造していきます。
当事者やモノだけではなく、多層的な解決、幸せを実現する、あたらしい「やさしさ」のカタチを追求します。
製品、サービス、生活の多様な場面を通して、一人ひとりのうれしく、幸せな体験を提供していきたいと考えています。

パナソニックが目指す
インクルーシブデザイン

ミッション

あたらしい「やさしさ」をつくる

わたしたちパナソニックは、1918年の創業以来、
親切、情、奥ゆかしさ、ゆとりといった、
使う人に喜ばれる製品開発を目指してきました。
「人にやさしいモノづくり」は、
わたしたちのDNAです。

ビジョン

互いに尊重し合う
インクルーシブな社会を目指す

社会と暮らしが変わり、
新たな技術が日々生まれる今、
私たちは「人にやさしいモノづくり」を
進化させます。
見落とされていた困りごとや課題をひろい上げ、
共に考え、共に創造していきます。
当事者やモノだけではなく、多層的な解決、
幸せを実現する、あたらしい「やさしさ」の
カタチを追求します。
製品、サービス、生活の多様な場面を通して、
一人ひとりのうれしく、
幸せな体験を提供していきたいと考えています。

パナソニックのインクルーシブデザインの達成要件

パナソニックでは、インクルーシブデザインの定義を明確化するために、プロセスごとに達成要件を定めました。
この基準を満たした場合のみ、「パナソニックのインクルーシブデザイン」 を実現したとみなしています。

さまざまな視点を持つ人たちと対話を重ね、
いっしょに解決策を見つけだす。

図:達成要件のイメージ図

構想段階で対話から
課題を見つける

商品やサービスの構想段階において、
多様なリードユーザーと対話し、
解決すべき課題についての
インサイトを得た。

対話を重ねて解決方法を
ブラッシュアップ

リードユーザーとの対話を
重ねることで、
課題の解決方法の
ブラッシュアップを行った。

解決できているか
検証

課題を解決できているか、
リードユーザーと検証した。

パナソニックの
インクルーシブデザインの達成要件

パナソニックでは、インクルーシブデザインの定義を明確化するために、プロセスごとに達成要件を定めました。
この基準を満たした場合のみ、「パナソニックのインクルーシブデザイン」 を実現したとみなしています。

さまざまな視点を持つ人たちと対話を重ね、いっしょに解決策を見つけだす。

図:達成要件のイメージ図

構想段階で対話から
課題を見つける

商品やサービスの構想段階において、多様なリードユーザーと対話し、解決すべき課題についてのインサイトを得た。

対話を重ねて解決方法を
ブラッシュアップ

リードユーザーとの対話を重ねることで、課題の解決方法のブラッシュアップを行った。

解決できているか検証

課題を解決できているか、リードユーザーと検証した。

インクルーシブデザインで実現したい考え方

パナソニックのインクルーシブデザインで、あたらしい「やさしさ」をつくる。
その実現のために大事にしたい、5つの考え方があります。

解説図:パナソニックの5つの行動指針を解説。ひとりのためのアイデアから、 すべての人の生きやすさの実現を目指す、Overarching。 常に見落としていること、聴こえていない声があることに気づくようにする、Insigt。 開発者だけで考えずに当事者やその周りの人と共に考える、Strategy。 一人ひとり異なる使い方や体験を多様な技術、柔軟な手段で実現する、Create。 最も届く表現、方法を選んで、当事者にも 確実に伝える、届ける、Storytelling。 この5つの行動指針を元に、従業員、共創パートナー、顧客、IRステークホルダーなどと共に、あたらしい「やさしさ」を作り出します。

Overarching /全体にかかる考え方

写真:手のひらの上にさまざまな人を象徴する切り絵を抱えている

ひとりのためのアイデアから、
すべてのひとの生きやすさの実現を目指す

あるひとりが抱えている課題を解決することで、状況によって同じ課題が生じる多くの人たちの課題も解決できると考えています。また、ひとりの課題解決が、これまで届いていなかった人たちの場所や環境、周りの人の意識の変化にまで広がっていくことを目指します。

推進のポイント


課題を教えてくれるn=1に向きあい、包括できていなかった理由を深く追求することで、展開が可能になる

課題を見つめ、常にアップデートし続け、挑戦する

お客様への提供価値


製品やサービスは、結果的に少数のための特殊なものでなくなるため、比較的安価に入手することができる

多くの人の役に立つため、商品を継続して入手し、使用できる

経営視点


限られた人のニーズや課題から新たな価値を創出し、製品やサービスとして発展させる

グローバルな規模で見た新たな市場の開拓、既存市場でのシェア拡大を目指す

Insight /気づく

写真:女性と年配のの方が腕を組んで歩いている

常に見落としていること、
聴こえていない声があることに気づくようにする

これからの商品づくりは、多様な人々、当事者と周囲の人にも着目することが出発点です。
想定するユーザーの範囲を広げ、見落としている困りごとや、聴こえていない声があることを、常に意識します。

推進のポイント


障害や特性でひとくくりにせず、一人ひとりに異なる感じ方や暮らし方、さらにその時々で変化があることを理解する

当事者だけでなく、周りの人にも目を向けてモノだけでなく、暮らしのシーンや生活する空間も含めて検討する

誰かを包括することで、別の誰かやシーンを見落とすことがないようにする

お客様への提供価値


当事者だけでなくその周りの人も含め、取り残されることなく自分らしい暮らしを実現できる

経営視点


含まれてこなかったユーザー特性による困りごとの発見から、新たな価値や市場を見いだす

障害者差別解消法改正など関連法案や規格、グローバルな潮流に先駆的に取り組み、企業のCSR活動の対象となる

Strategy /考える

写真:車椅子の女性や、さまざまな人種の方が議論している

開発者だけで考えずに当事者や
その周りの人と共に考える

商品の開発に関わる人だけでなく、多様な特性を持つ当事者や、当事者の周囲の人から学び、より良い製品、体験を実現するために必要なことを共に考えていきます。

推進のポイント


ユーザーのためにデザインするのではなく、ユーザーと共にデザインする

自分事として、共感を持って課題やニーズを理解する

さまざまな事情を排除せず、難しい場合も一人ひとりの心理的、身体的な安全を第一に考える

お客様への提供価値


当事者が機能面だけでなく心理的にも満足できる本当に欲しかったもの、今までなかったものが得られる

経営視点


モノだけでなく、暮らしのシーンや生活空間も含めた複合的な価値が提供できる

Create /つくる

写真:車椅子の方と、開発者がモニターを見て相談している

一人ひとり異なる使い方や体験を
多様な技術、柔軟な手段で実現する

多様な技術やデータを活用することできめ細かなカスタマイズを実現したり、一つの商品で対応できなくてもアタッチメントや他社連携などで解決し、製品設計や課題解決手段を柔軟に検討します。リリース後も、評価、改善、リデザインのプロセスを継続していきます。

推進のポイント


全ての人のために一つのものを作るということではなく、多様なニーズ、体験に寄り添う製品、サービスを実現する

ユーザーが自分のための製品やサービスと感じられる心理的な側面も重視して、柔軟に手段を選び、カタチにする

ユーザーの「できる」ことを奪わず、成長や満足につながる解決策も用意する

お客様への提供価値


多様な選択肢から、当事者が自分の生活や状況、好みに合ったものを選ぶことができる

経営視点


解決策を柔軟に検討し、改善のプロセスを回すため、必ずしも大きな投資を必要とせず、着実な成果を目指せる

Storytelling /伝える

写真:手話で語り圧女性と男性

最も届く表現、方法を選んで、
当事者にも確実に伝える、届ける

価値の伝え方、届け方を大切に考え、当事者の方々と共創します。さらに課題を抱える当事者やその周りの人だけでなく、関係者も安心できる表現で、必要な人には確実に、必要だと気付いていないすべての人にも届けることを目指します。

推進のポイント


当事者やその周りの人、関係者の感覚、心情を学び、よりよい体験を提供する表現や手段を共につくる

多様な特性や状況に合わせて、情報が伝わるよう、情報のアクセシビリティに配慮する

届けた後も当事者や周りの人とつながり続ける

お客様への提供価値


努力して探さなくても、必要な情報が入手できる

支えてくれる周りの人にも情報が届くことで、安心してもらうことができ、当事者が利用しやすくなる

経営視点


積極的に情報発信をし、当事者と関係者に確実に伝えることで、機会損失を防ぐ


※障害の漢字表記に関して:スムーズな読み上げを実現するために、障害という単語を漢字で表記しています。