プロセス・事例

インクルーシブデザインのプロセスと達成要件

私たちは、インクルーシブデザインの定義を明確化するために、プロセスごとに達成要件を定めました。この基準を満たした場合のみ、「パナソニックのインクルーシブデザイン」 を実現したとみなしています。

図:達成要件のイメージ図

1.構想段階で対話から
インサイトを得る

商品やサービスの構想段階において、
多様なリードユーザーと対話し、
解決すべき課題についての
インサイトを得た。

2.対話を重ねて解決方法を
ブラッシュアップ

リードユーザーとの対話を
重ねることで、
課題の解決方法の
ブラッシュアップを行った。

3.解決できているか
検証

課題を解決できているか、
リードユーザーと検証した。

図:達成要件のイメージ図

1.構想段階で対話から
インサイトを得る

商品やサービスの構想段階において、多様なリードユーザーと対話し、解決すべき課題についてのインサイトを得た。

2.対話を重ねて解決方法を
ブラッシュアップ

リードユーザーとの対話を重ねることで、課題の解決方法のブラッシュアップを行った。

3.解決できているか検証

課題を解決できているか、リードユーザーと検証した。

事例紹介

シルバーのU字に曲がったコデカケデバイスを両手で手に取る人の手元の写真。

聴覚障がい者向け外出支援デバイス「コデカケ」

「コデカケ」は、聞こえない・聞こえにくい方が抱える「後方からの接近に気づきにくい」という課題に着目し、安心して街を歩ける体験を届けるために開発されたプロトタイプデバイスです。

写真:パナソニックショウルーム エントランス前に女性

パナソニックショウルーム 制服リニューアル

パナソニック ショウルームでは、制服リニューアルを単なる衣服の刷新ではなく、「自分たちらしい働き方と接客のあり方」を可視化するインクルーシブな共創プロセスとして捉えました。


写真:子どもを抱える母親

アタッチメントチップ

お手入れ性に優れた家電のタッチ操作は、ボタンに手掛かりがないため、よく見ないと操作しにくい・しづらいという声があることに応えました。

写真:スマートフォンの操作画面のイメージ

洗濯機操作用アプリのアクセシビリティ配慮

見えない・見えにくい方からの要望に応えて、洗濯機操作用アプリのアクセシビリティ(音声読み上げ)に配慮した設計を行いました。


写真:歩行トレーニングロボットを使っている笑顔の老婆

歩行トレーニングロボット

高齢の方が自らトレーニングしたくなるデザインと、一人ひとりに合わせた効率的なトレーニング機能を兼ね備えた、歩行トレーニングロボットを開発しました。​​

写真:ワークショップで話し合う人々

インクルーシブデザインの
考え方を共創するワークショップ

あたらしい「やさしさ」をつくるために必要な視点を学ぶべく、ワークショップを実施しました。



※障害の漢字表記に関して:スムーズな読み上げを実現するために、障害という単語を漢字で表記しています。