パナソニックでは、“あたらしい「やさしさ」をつくる”をサポートするツールを開発し、社内で活用を始めています。
インクルーシブデザインへの理解を促進し、ともに進めていく仲間を増やし、取り組みを社会全体へと広げていくために、ツールの一部を公開します。
ペルソナスペクトラムツール
5つの行動指針の一つ目である「Overarching・全体にかかる考え方」の「ひとりのためのアイデアから、すべてのひとの生きやすさの実現を目指す」の理解を深め、共通認識を持ちやすくするためのツールです。多様な人たちをイメージしやすいように特性を可視化し、図にまとめました。
左から順に、障害などで長期的に制約のある人、ケガなどで短期的に同じような制約がある人、状況によって一時的に制約がある人を並べています。
【使い方】
例えば、手に障害のある人との対話から、音声で操作できる機能を検討した場合、左上の「片腕/上肢障害のある人」をまず〇で囲います。次に、右側に並ぶ人たち…「荷物を抱えている」人や 「手が汚れている」人、 「感染症が気になる」人などにも、同じように使いやすくなりそうであれば、その人たちにも〇を広げていきます。さらに下の段の違う制約のある人にも使いやすくならないか検討します。目の見えない人も、ボタンを探さなくてよいので使いやすいかもしれないと考えれば、視覚障害のある人も〇で囲い、さらに右側に並ぶ人たちも使いやすくならないか検討して、〇を広げていきます。
このようなワークを通じて、ひとりのためのアイデアを、他の制約を持つ人にも広げられる可能性に気付きやすくします。

ワークシートツール
5つの行動指針の二つ目である「Insight・気付く」の「常に見落としていること、聴こえていない声があることに気づくようにする」ために、想定するユーザーの範囲を広げ、見落としている困りごとや、聴こえていない声があることを、意識しやすくするためのツールです。
【使い方】
横軸で、多様性は身体能力だけでなく、神経多様性、内的側面の多様性、外的側面の多様性など、様々な多様性があることを一覧で認識できるようになっています。
縦軸では様々な特性のある方に対して、Include(包括)したノウハウを共有したり、Includeするための仮説や課題を検討出来るようになっています。
まず1段目でその商品やサービスでIncludeできていたり、これからIncludeしたいターゲットに〇を入れて、具体的な施策やインサイトから導き出したアイデアを共有します。
次に2段目では、その施策を他のターゲットにも広げていけないか検討したり、新たな仮説などを記載します。
3段目では、1段目、2段目で特定のターゲットをIncludeしたことにより、新たにExclude(疎外)される人がいないかも検討します。
もしExcludeされる人がいた場合は、4段目でその対策を考えられるようになっています。

パナソニックでは、“あたらしい「やさしさ」をつくる”をサポートするツールを開発し、社内で活用を始めています。
インクルーシブデザインへの理解を促進し、ともに進めていく仲間を増やし、取り組みを社会全体へと広げていくために、ツールの一部を公開します。
ペルソナスペクトラムツール
5つの行動指針の一つ目である「Overarching・全体にかかる考え方」の「ひとりのためのアイデアから、すべてのひとの生きやすさの実現を目指す」の理解を深め、共通認識を持ちやすくするためのツールです。多様な人たちをイメージしやすいように特性を可視化し、図にまとめました。
左から順に、障害などで長期的に制約のある人、ケガなどで短期的に同じような制約がある人、状況によって一時的に制約がある人を並べています。
【使い方】
例えば、手に障害のある人との対話から、音声で操作できる機能を検討した場合、左上の「片腕/上肢障害のある人」をまず〇で囲います。次に、右側に並ぶ人たち…「荷物を抱えている」人や 「手が汚れている」人、 「感染症が気になる」人などにも、同じように使いやすくなりそうであれば、その人たちにも〇を広げていきます。さらに下の段の違う制約のある人にも使いやすくならないか検討します。目の見えない人も、ボタンを探さなくてよいので使いやすいかもしれないと考えれば、視覚障害のある人も〇で囲い、さらに右側に並ぶ人たちも使いやすくならないか検討して、〇を広げていきます。
このようなワークを通じて、ひとりのためのアイデアを、他の制約を持つ人にも広げられる可能性に気付きやすくします。

ワークシートツール
5つの行動指針の二つ目である「Insight・気付く」の「常に見落としていること、聴こえていない声があることに気づくようにする」ために、想定するユーザーの範囲を広げ、見落としている困りごとや、聴こえていない声があることを、意識しやすくするためのツールです。
【使い方】
横軸で、多様性は身体能力だけでなく、神経多様性、内的側面の多様性、外的側面の多様性など、様々な多様性があることを一覧で認識できるようになっています。
縦軸では様々な特性のある方に対して、Include(包括)したノウハウを共有したり、Includeするための仮説や課題を検討出来るようになっています。
まず1段目でその商品やサービスでIncludeできていたり、これからIncludeしたいターゲットに〇を入れて、具体的な施策やインサイトから導き出したアイデアを共有します。
次に2段目では、その施策を他のターゲットにも広げていけないか検討したり、新たな仮説などを記載します。
3段目では、1段目、2段目で特定のターゲットをIncludeしたことにより、新たにExclude(疎外)される人がいないかも検討します。
もしExcludeされる人がいた場合は、4段目でその対策を考えられるようになっています。

※障害の漢字表記に関して:スムーズな読み上げを実現するために、障害という単語を漢字で表記しています。