インクルーシブデザインツール

私たちは、パナソニックのインクルーシブデザインが掲げるミッションである“あたらしい「やさしさ」をつくる”の実現をサポートするためのツールを開発し、社内で活用を始めています。本ページでは、インクルーシブデザインへの理解を促進し、共に取り組んでくださる仲間を社内外に広げていくことを目的に、ツールの一部を公開します。このツールが視点や行動を変えるきっかけとなり、より多くの「やさしさ」が社会に広がっていくことを願っています。

ペルソナスペクトラムツール

■ ツールについて
「パナソニックのあたらしいやさしさに必要な5つの行動指針のうち”Overarching”にあたる、「一人のためのアイデアから、すべてのひとの生きやすさの実現を目指す」を理解し、使いこなせるようにするためのツールです。 多様な人の状況をイメージしやすくするため、人が制約を受けている状況を「動作の共通点(触る・見る・聞くなど)」と「制約の種類(障害など長期的な制約のある人、一時的にその状況にある人、など)」でまとめています。
このようにすることで、一人との対話から得た気づきを、他の多くの人の課題解決につなげるアイデア発想につなげやすくします。障害などの長期的な制約のみでなく誰にでも起こりうる一時的な状況も事例に含めることで、開発者が自分事として捉えやすくする効果もあります。

■使い方

1)アイデアを発想の起点となった対話をした相手(長期的に不自由がある誰か)の状況を〇で囲います。

2)そのアイデアが、右側にある「短期的」、「一時的」に不自由がある人にとっても有効か、確認します。
有効であれば〇で囲っていきます。

3)次に、そのアイデアが別の「長期的」に不自由のある別の人にも有効か確認します。
有効であれば〇で囲っていきます。

4)そのアイデアが有効な人の広がりを〇で囲まれた領域の広さで確認します。

インクルーシブデザイン ワークシート

■ ワークシートについて
パナソニックのあたらしいやさしさに必要な「5つの行動指針」における”Insight”にあたる、「常に見落としていること、聴こえていない声があることに気づくようにする」を実践するためのツールです。見落とされがちな困りごとや声を意識するため、想定ユーザーの範囲を広げて検討できるよう設計されています。​

  • 横軸:多様性の種類(身体能力・神経・内的側面・外的側面)
  • 縦軸:包括(Include)に向けた現状・アイデア・仮説、さらに新たに生まれる除外(Exclude)への配慮

■ 使い方
最初に、あなたが取り組もうとする商品やサービスについて、最上段の枠内に記入してください。
その後、以下に沿って、ワークシートを埋めていってください。

0)疎外されている人の確認​​
最上段枠内に記入した商品やサービスで、これまで疎外されている人・されていた人がいるかどうか確認し、いると思った場合は、どのように疎外されていたのかを記入してください。​​

1)現状・既存のアイデア​​
対象の商品・サービスですでに包摂しているユーザー層や、これから包摂したい層の上段に「〇」を記入して、​下段に、具体的な施策やインサイトから導いたアイデアを記入します。

2)拡張の可能性を検討​
​ステップ1で得たアイデアを他のユーザー層にも広げられないか検討します。​
広げられそうなら該当の上段に「〇」を記入して、下段に検討すべき仮説を記入します。​​

3)新たな疎外が生じていないか確認​
1・2の対応により、逆に新たに除外される人はいないかを検討し、いると思った場合は上段に「〇」を記入して、下段に、除外への対策や代替案を検討して記入します。

最後に、最下段に、1)~3)の検討を踏まえて、今後検討すべきポイントを記入します。
このシートはあくまで仮設の検討するためのものなので、次のステップでは、疎外されていると考えた人や、包摂したいと考えた人たちへの対話をすることをおすすめします。

私たちは、パナソニックのインクルーシブデザインが掲げるミッションである“あたらしい「やさしさ」をつくる”の実現をサポートするためのツールを開発し、社内で活用を始めています。
本ページでは、インクルーシブデザインへの理解を促進し、共に取り組んでくださる仲間を社内外に広げていくことを目的に、ツールの一部を公開します。このツールが視点や行動を変えるきっかけとなり、より多くの「やさしさ」が社会に広がっていくことを願っています。

ペルソナスペクトラムツール

■ ツールについて
「パナソニックのあたらしいやさしさに必要な5つの行動指針のうち”Overarching”にあたる、「一人のためのアイデアから、すべてのひとの生きやすさの実現を目指す」を理解し、使いこなせるようにするためのツールです。
多様な人の状況をイメージしやすくするため、人が制約を受けている状況を「動作の共通点(触る・見る・聞くなど)」と「制約の種類(障害など長期的な制約のある人、一時的にその状況にある人、など)」でまとめています。
このようにすることで、一人との対話から得た気づきを、他の多くの人の課題解決につなげるアイデア発想につなげやすくします。障害などの長期的な制約のみでなく誰にでも起こりうる一時的な状況も事例に含めることで、開発者が自分事として捉えやすくする効果もあります。

■使い方

1)アイデアを発想の起点となった対話をした相手(長期的に不自由がある誰か)の状況を〇で囲います。

2)そのアイデアが、右側にある「短期的」、「一時的」に不自由がある人にとっても有効か、確認します。
有効であれば〇で囲っていきます。

3)次に、そのアイデアが別の「長期的」に不自由のある別の人にも有効か確認します。
有効であれば〇で囲っていきます。

4)そのアイデアが有効な人の広がりを〇で囲まれた領域の広さで確認します。

インクルーシブデザイン ワークシート

■ ワークシートについて
パナソニックのあたらしいやさしさに必要な「5つの行動指針」における”Insight”にあたる、「常に見落としていること、聴こえていない声があることに気づくようにする」を実践するためのツールです。見落とされがちな困りごとや声を意識するため、想定ユーザーの範囲を広げて検討できるよう設計されています。

  • 横軸:多様性の種類(身体能力・神経・内的側面・外的側面)
  • 縦軸:包括(Include)に向けた現状・アイデア・仮説、さらに新たに生まれる除外(Exclude)への配慮​

■使い方

最初に、あなたが取り組もうとする商品やサービスについて、最上段の枠内に記入してください。
その後、以下に沿って、ワークシートを埋めていってください。

0)疎外されている人の確認
最上段枠内に記入した商品やサービスで、これまで疎外されている人・されていた人がいるかどうか確認し、いると思った場合は、どのように疎外されていたのかを記入してください。​

1)現状・既存のアイデア​
対象の商品・サービスですでに包摂しているユーザー層や、これから包摂したい層の上段に「〇」を記入して、​下段に、具体的な施策やインサイトから導いたアイデアを記入します。​

2)拡張の可能性を検討
ステップ1で得たアイデアを他のユーザー層にも広げられないか検討します。​
広げられそうなら該当の上段に「〇」を記入して、下段に検討すべき仮説を記入します。

3)新たな疎外が生じていないか確認​
1・2の対応により、逆に新たに除外される人はいないかを検討し、いると思った場合は上段に「〇」を記入して、下段に、除外への対策や代替案を検討して記入します。

最後に、最下段に、1)~3)の検討を踏まえて、今後検討すべきポイントを記入します。
このシートはあくまで仮設の検討するためのものなので、次のステップでは、疎外されていると考えた人や、包摂したいと考えた人たちへの対話をすることをおすすめします。



※障害の漢字表記に関して:スムーズな読み上げを実現するために、障害という単語を漢字で表記しています。