![EMC EMC Design and Certfication](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/img/img-2_emc.png)
自動車メーカ推奨の最新装置を用いた人体ばく露評価サービスを開始しました!
2022年7月8日
車載EMC評価担当の橋坂です。
今回は、車載機器のEMC試験サービスに関するお知らせです。
自動車に搭載される電子機器から発生する電磁波が、人体の健康に悪影響を及ぼさないかを確認するために、自動車メーカ規格でも人体ばく露量評価が要求されています。
人体ばく露量評価は、NARDA社の磁界プローブであるELT-400を使用するのが一般的ですが、周波数ごとに、ばく露値を見たい場合はオシロスコープでFFT(高速フーリエ変換)処理を行う必要がありました。
そのため「エクセルでデータを編集する必要がある」、「リアルタイムに合否がわからない」、「1回あたりの測定時間が1時間以上掛かる」などの問題が発生していました。
![測定後にエクセルで処理し合否を確認](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/emc/emc_20220707_01.png)
この問題を解決するため、自動車メーカ規格でも推奨装置として指定されている7904A-201を導入しました。7904A-201内でFFT処理を行うことで、測定結果をリアルタイムにソフトウェア上に表示させることができ、人体ばく露量評価を高速かつ効率的に行うことができるようになりました。
![リアルタイムに結果表示](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/emc/emc_20220707_02.png)
さらに、WEBカメラの映像と測定結果を連動させることで、最大値の場所と測定結果の紐付けも容易に行うことができるようになりました。
![供試品付近](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/emc/emc_20220707_03.png)
![ハーネス付近](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/emc/emc_20220707_03.png)
併せて、 ELT-400を固定する治具も準備しましたので、指定の測定距離を維持した状態での測定も可能です。
![ELT-400を固定](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/emc/emc_20220707_05.png)
![指定の測定距離を維持した状態での測定も可能](/content/dam/panasonic/phd-jp/ja/corporate/pac/blog/emc/emc_20220707_06.png)
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