新サービス「RFワイヤレス通信機器からのばく露を模擬した、近接電界イミュニティ試験」を開始しました。
2023年5月17日
プロダクト解析センター EMCテストラボの菊田です。
いつも篠山EMCサイトをご利用いただきましてありがとうございます。
昨今、新しいデジタル技術とともに電磁環境は大きく変わり、ワイヤレスサービス(WiFi、Bluetoothなど)を利用した可搬型機器(ワイヤレスヘッドホンやスマートホンなど)が様々な場所で一般的に使用されるようになりました。
私たちのくらしが便利になる一方で、このような新技術を利用した通信方法は、生活環境や建物内に常時RF(Radio Frequency=無線に使用される周波数)エネルギーをばく露する環境を生み出しました。
このような環境下でも製品が正常に動作するのか評価する試験法として、IEC 61000-4-39が発行されました。この試験では、ワイヤレスサービスを利用した機器から放射されるエネルギーを模擬した信号をアンテナより照射し、商品が正常に動作し続けるかを確認することができます。
このたび、以前ご紹介させていただいた、近接磁界に対するイミュニティ試験に加え、近接電界(380MHz~6GHzのレベル3まで)の試験環境を立ち上げサービスを開始しました。
公的な規格に基づく試験法で、製品が正常に動作するかを確認したい方は、ぜひご利用ください。
試験レベル |
試験電磁界強度 V/m |
---|---|
1 |
10 |
2 |
30 |
3 |
100 |
IEC 61000-4-39:2017
近接電界に対するイミュニティ試験(床置き型 EUTの場合)イメージ
プロダクト解析センターのEMCテストラボはISO/IEC 17025の認定を取得しています。
あわせて、無線機器(Wi-Fi、Bluetooth)の電波法取得に向けた評価支援も可能です。
パナソニックグループ以外のお客様もご利用いただけますのでお気軽にお問合せ下さい。
皆様のご利用をお待ちしております!
関連URLのご案内
最新記事
情報館では、プロダクト解析センターWEBで掲載されない情報をリアルタイムでお届けしています。
現在、新しいお知らせはございません