「特定無線設備の特性試験サービス」の認定範囲を5GHz帯、315MHz帯にも拡大しました!
2023年7月6日
篠山EMCサイトの木元です。
篠山EMCサイトはこの度、一般財団法人 電気安全環境研究所(以下、JET)により、電波法に基づく「特任外部試験所」の認定を拡大しました。これにより、2023年7月3日より、電波法で定める種別第19号の2に規定する特定無線設備(5GHz帯小電力データ通信システム:5GHz帯Wi-Fi等)および種別第8号の一部(特定小電力機器のうち315MHz帯:リモコン、テレメーター等)の特性試験サービス提供を開始しました。
これで2.4GHz帯、5GHz帯、315MHz帯と、現時点で技適マーク取得件数ベスト3の周波数帯に対応可能となりました。
特性試験サービスについては「特定無線設備の特性試験サービス」ページもご覧ください。
さて、
今回は5GHz帯無線設備の試験で特徴的なDFS試験をご紹介します。
DFSはDynamic Frequency Selection=動的周波数選択の略であり、
簡単に言うと電波を出力する際にレーダーの信号を回避する機能です。
下図のように、5GHz帯のW53とW56はレーダーの使用周波数帯域内にあることから、レーダーに干渉しないようにする義務があります。
このDFS機能を確認するために、このたび新たに疑似レーダー信号が出力できる信号発生器を導入しました!
試験では下図のようにDFS機能を確認します。
今後も、920MHz帯やWi-Fi 6E対応などお客様の需要に応えられるようサービスの強化拡大を順次進めてまいります。
篠山EMCサイトは、パナソニックグループ以外のお客様もご利用いただけますのでお気軽にお問合せ下さい。皆様のご利用をお待ちしております!
このサービスはこんなお客様におすすめ!
- すぐ評価したいのに登録証明機関の空きがなく、試験の順番待ちが長い…
- 自社で評価したデータを登録証明機関に持ち込んで工事設計認証を申請しているが、評価業務を外注できないか?
- 本番の特性試験前に微調整しておきたい!簡単かつ高精度にデータを取れないか?
- 量産検査記録、今のままでいいのか検討したい
- 買い入れモジュール、技適マークはついているが念のため特性を見てみたい
など…
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