新型コロナウイルス感染症対策支援への寄付・寄贈など世界各地で実施

世界保健機関(WHO)は2020年3月11日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行をパンデミック(世界的な大流行)と発表するなど、新型コロナウイルスは世界中に感染拡大しました。パナソニックグループでは、予防ワクチン・治療薬の研究開発への寄付のほか、世界各地で、会社や従業員によって、新型コロナ感染症対策支援への寄付や空間除菌脱臭機やマスクなどの物品の寄贈、感染症拡大に伴い一層困窮する人々への食料などの物資支援、長引く休校や自宅待機に直面する子どもたちへの学び支援など様々な活動を数年にわたり実施しました。

無電化地域支援の活動総称を「無電化地域の未来を照らす LIGHT UP THE FUTURE」へ変更

パナソニックグループは、無電化地域への支援活動として、2013年から「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を開始し、当初目標としていた10万台の寄贈を2018年に完遂しました。2018年からは、一般の方や従業員が寄付で参加できる「みんなで”AKARI”アクション」と、NPO/NGOと協働し、無電化地域に電力供給システムをお届けするとともに、啓発· 学習プログラムの提供を通じてコミュニティの自走を支援する「無電化地域ソリューション」を展開してきました。さらに、2021年からは、無電化地域支援活動の総称を「無電化地域の未来を照らすプロジェクト LIGHT UP THE FUTURE」と改め、再生可能エネルギーによるあかりを、NGOや国際機関など様々なパートナーと連携して無電化地域に届け、現地での支援プログラムを通して、教育や健康、収入向上の機会創出をすることで貧困のない持続可能な社会づくりをお手伝いする活動として新たなスタートを切りました。

“ひらめき”をカタチにするミュージアム「AkeruE(アケルエ)」開設(パナソニックセンター東京内)

2021年4月、総合情報受発信拠点「パナソニックセンター東京」(東京都有明)内の次世代向け科学ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」をリニューアルし、パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」として運営を開始しました。理数の魅力に、エンジニアリング、テクノロジー、アート(STEAM*)の分野を融合し、みる、つくる、伝える体験を通して、クリエイティブに未来の扉をあける力を育む場として新設しました。「AkeruE(アケルエ)」という名称には、子どもたちが潜在的に持つ知的好奇心の可能性を開ける(アケル)こと、ひらめき(Eureka(ギリシャ語で“ひらめき”を意味する))をモノやコトなどのカタチにしていく手助けをしていくこと、という意味を込めています。
*Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)、Art(芸術)のこと

Panasonic NPO/NGOサポート ファンド for SDGs 20周年記念シンポジウム・ウィークを開催

パナソニックグループは、2001年に「Panasonic NPOサポート ファンド(現、 Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs)」を設立し、多様化する社会課題への対応や新しい社会的価値の創造など社会的ニーズに取り組む市民活動が持続的に発展していくために、NPO/NGOの組織基盤強化を応援してきました。一貫して組織基盤強化支援に取り組み、その20周年を迎えたことを記念して、2021年7月12日から15日の4日間にかけて、これまでの取り組みと成果を6つのセッションで共有する「20周年記念 シンポジウム・ウィーク」をオンラインで開催しました。4日間のシンポジウムには、NPO/NGOや企業の社会貢献担当者、助成財団など約850名が参加しました。 

福島『復興』応援アクションを開始

東日本大震災から10年以上が経過してもなお、風評被害などの影響で復興が思うように進まない福島県を、食べることで応援する 「福島『復興』応援アクション」を2022年1月から開始しました。福島県とパートナーシップを組み、社員食堂で、魚を中心とした福島県の農畜水産品を使用した「福島復興応援メニュー」を定期的、継続的に提供しています。また、福島県産品を販売する「ふくしまマルシェ」なども開催すると共に、福島県が実施している食の安心安全にむけた様々な取り組みについて、従業員に正しく知らせる啓発活動を継続的に実施し、従業員を起点とした消費行動の変容を促しています。パナソニックグループでは、福島『復興』応援アクションを通じて、震災復興という社会課題の解決と、SDGs目標11 「住み続けられるまちづくりを」 の達成に向けて取り組んでいます。

「Panasonic GREEN IMPACT PARK」をパナソニックセンター東京にオープン

2023年3月、次世代を担う子どもたちが深刻化する地球温暖化問題の現状と課題解決策を学び、アクションを起こすきっかけづくりの場として「Panasonic GREEN IMPACT PARK」を総合情報受発信拠点「パナソニックセンター東京」(東京都有明)に新設しました。環境やエネルギーの学習に取り組んでいる小・中学生の子どもたちが、パナソニックグループの社会・環境課題に向けた取り組みを体感し、環境に対するアクションを自分ごと化できるようデジタルを組み込んだ体験型展示を展開しています。一般の方の見学に加え、学校・教育団体の校外学習・修学旅行でのご利用を想定した見学ツアーや事前・事後の学習に使えるワークシートの提供なども行っています。

企業市民活動において、みんなの生物多様性保全「Act for EVERY LIFE」を開始

パナソニックグループの企業市民活動では、生物多様性保全の重要性に気づき、一人ひとりが日常生活の中で、具体的な環境保全アクションへつなげられるよう社内外に向けた発信や様々な取り組み紹介を行っています。