無電化地域ソリューション
インドネシア活動レポート
スーパーフード“モリンガ”の栽培・加工に挑戦
ディアン・デサ財団の研修センターでは、近隣住民に様々なトレーニングを実施しています。その一環として、畑を作り、スーパーフードで話題の”モリンガ”などの農作物を栽培しています。現在は、PSS※の電気を使い、収穫したモリンガの葉をルームヒーターで乾燥させるテストを行なっています。乾燥させた葉をどのようなものに加工し商品化していくのかが、今後の課題です。(2018年9月)
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有機肥料作り
カリマンタン島は農業に適さない赤土のため、肥料による土壌改良が必要です。そこで、研修センターでは、良質な野菜を育てる有機肥料づくりのトレーニングを行なっています。自生しているマメ科のムクナの木から枝葉を切り取り、バクテリアを加えて寝かせます。周辺の村々の畑では、この肥料を活用する試みが始まりました。今は購入した化学肥料を使うのが一般的ですが、有機肥料に替えることで、環境と家計、両方の負担を減らすことが期待できます。
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スーパーフード“モリンガ”の栽培・加工
苗木や挿し木から栽培したモリンガは約半年後、伐採して振り分け、洗浄、乾燥工程へ。スーパーフードとしての商品化を目指して、現在は、葉を乾燥させるテストを行なっています。葉の発酵や変色を防ぐには室温を40℃以下に保つ必要があり、品質安定のための製造工程開発に取り組んでいます。地域ではモリンガは馴染みのない食材で食べる習慣がないため、コミュニティにどう役立つのか知りたくてトレーニングに参加している方もいます。
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川で獲れた淡水魚でつくった生地に乾燥モリンガを混ぜた、揚げせんべいを試作しています。モリンガの苦みがほのかに香ります。大河沿いで淡水魚が豊富に獲れるという地域特性と、モリンガをかけ合わせた取り組みです。
ハチミツの採取・加工
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※ここでご紹介しているパワーサプライステーション(パワーサプライコンテナ)は、2019年3月をもって生産終了しております。
販売および寄贈は現在は受けつけておりません。ご了承ください。