パナソニックグループでは、あかりや電気がないことで貧困から抜け出せない無電化地域の方々に“あかり”を届ける「無電化地域の未来を照らすプロジェクト~LIGHT UP THE FUTURE」に取り組んでいます。
当社は、ジンバブエにおける子どもたちの学校環境の整備に取り組む国際NGO ADRA Japanとともに、ジンバブエ北東に位置する西マショナランド州カリバ郡ニャミニャミ地区にソーラーランタン330台を寄贈しました。同地区は経済開発が遅れており、また学校施設も不足している貧しい無電化地域です。子どもたちが夜に学ぶことが難しいばかりでなく、夜間の安全確保および生計向上活動も行えないという課題があります。そこで、このような課題を解決することを目指して、中学校1年と2年の子どもたちにソーラーランタンを配布することになりました。
2月27日、寄贈先の1つであるチジャムグワム中学校にてソーラーランタンの寄贈式を行いました。寄贈式は、同地区教育行政の高官をお招きし、学校の先生、同中学校の生徒及びその保護者の方々が参加し、周りの小学校の子どもたちも見学に訪れるなど、数百名が参加した大規模なものとなりました。初めにADRA ZimbabweのJuliusプロジェクトコーディネーターから「すべての子どもたちは学校で学ぶ権利があり、誰一人取り残されてはならない。子どもたちが学ぶことができるように、日本からパナソニック製のソーラーランタンを持ってきました。」と挨拶を行い、続いてADRA Japanの上田プロジェクトマネージャーから「すべての両親は子どもたちの明るい未来を望んでいる。そこで、パナソニックは若い子どもたちの未来を照らす必要があると考えました。子どもたちの未来と同じようにランタンを大切にしてください」と述べました。
実際にランタンを受け取った子どもたちは、満面の笑みを浮かべながら、「暗くなっても家で勉強できる!」「とても嬉しい!夜に本を読むために使いたい」「一生懸命勉強して、看護師になる夢を叶えたい」などと勉強への意欲を語ってくれました。
パナソニックグループでは、ソーラーランタンを通じて子どもたちの心に希望の“あかり”を灯し、可能性に満ちた明るい未来を育むことを目指していきます。
寄贈式の様子(動画)
子どもたちのインタビュー動画