1987年(昭和62年)

北京・松下彩色顕象管有限公司(BMCC)を設立

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最初の合弁会社として設立された「BMCC」

1987年9月、わが社は中国に、初めての合弁会社としてカラーブラウン管の製造会社、北京・松下彩色顕象管有限公司(BMCC)を設立した。出資比率は、日本側と中国側が50%ずつで、海外生産事業場として最大級の投資を行って設立された。

わが社における中国での事業展開は、1978年10月、トウ小平副首相(当時)(※)ご一行がテレビ事業部を訪問され、「技術・経営面での援助をお願いしたい」と要請、それに対して松下幸之助相談役が「できる限りのお手伝いをします」と快く承諾したことに始まる。

翌1979年には、松下相談役が中国を訪問し、トウ副首相、谷牧副首相ら政府要人と懇談した折、中国の近代化を促進させるために、電子工業の分野で協力することを約束した。

そして、1979年には、白黒テレビのブラウン管のプラント輸出を初めて行った。 それ以降、中国との相互協力は広い分野にわたり積極的に推進されている。 1990年代には、急成長する中国市場において、活発な事業展開が進み、2001年4月までに44社の現地会社が設立されている。

中でもBMCCは、1995年には国家経済貿易委員会等が制定した製造業最優良企業に選ばれ、現地では「日中友好合作の模範企業」と呼ばれている。

※ トウは登におおざと

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松下相談役や松下会長の案内で、当社製品をご覧になる副首相とそのご一行

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訪中時に副首相と懇談する松下相談役