2012年(平成24年)
津賀社長が就任
社長交代会見で握手する津賀専務(右)と大坪社長(左)
2012年6月、津賀一宏専務が社長に就任した。大坪文雄社長は会長に、中村邦夫※会長は相談役に就任した。
6月28日に行われた社長就任会見では、事業の基本単位であるビジネスユニット(BU)を基軸として、お客様と向き合う形で事業を進める、そのためにBUを活性化していく基本方針を明らかにした。また本社の役割を見直し、全社の戦略立案などを行うコーポレート戦略本社と、事業推進をサポートする部門に分ける考えを示した。さらに、当社のお客様へのお役立ちの領域を、「住宅空間」、オフィスや店舗など「非住宅空間」、家電分野など「パーソナル」、持ち歩くことで価値の出る「モビリティ」の4つの場の接点を通じ、BtoC、BtoBそれぞれの事業でグローバルにソリューションを提供するとの基本的な方向性を示した。「お客様の期待に応えられない姿で独りよがりの事業はできないので、まず早急にお客様が期待されていることを明確にしていきたい」との思いを語った。
就任から4カ月後、極めて厳しい経営状況の中で迎えた10月の第2四半期連結決算発表の場で、津賀社長はあるゆる手を尽くしてキャッシュフロー創出に挑むこと、また2013年4月より、新たに編成する4カンパニーの下でBU基軸の経営を推進することを表明した。