“AKARI”アクションでつながる、
日本とケニアの子どもたちの国を越えた交流
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無電化地域へあかりを届ける活動「みんなで“AKARI”アクション」のさまざまな活動が全国に広がっています。今回ご紹介するのは、大阪府門真市の上野口小学校の活動です。2022年2月、門真市と「無電化地域へのソーラーランタン寄附活動」に協力する事業連携協定を締結させて頂き、その活動が門真市内で広がりました。その一環で、上野口小学校の5年生の子どもたちが、自発的に、そして積極的にアクションを起こしてくれました。その結果、一人ひとりの小さなアクションが、ケニアの子どもたちと国を越えて交流するという大きな活動につながりました。その活動についてご紹介いたします。
きっかけは世界と平和について考えてみるという授業
上野口小学校の5年生は世界と平和について考える授業をしており、その授業の一環としてパナソニックの無電化地域の活動について出前授業して欲しいと依頼がありました。そこで子どもたちと平和について一緒に考え、戦争がないだけが平和ではない、貧困や飢餓があることも平和ではないと学びました。また、アフリカやアジアの一部の地域では、電気のない暮らしをして、夜になると暗くて勉強も出来ない子どもたちの存在も知りました。
日本では暗くなると、スイッチ一つであかりがつき、勉強が出来ます、その環境の違いに大きな驚きがあった様です。
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自分たちにも何か出来る事があるのではないか!という子どもたちのアクション
その学びをきっかけに、後日クラスでは電気のないところで暮らす子どもたちの為に、何か力になれないかを話し合って、子どもたちは自らの意志で、リサイクル募金で無電化地域にあかりを届ける「みんなで“AKARI”アクション」に参加することを決めてくれたそうです。
そして、オリジナルの寄付ボックスを作り、クラス全員が一丸になって、全校生徒に本の寄付を呼び掛けてくれました。1カ月足らずの活動で約150冊の本の集めることが出来ました。また、集めるだけなく、みんなで本を詰めてリサイクル業者に送ってくれました。無電化地域で暮らす子どもたちの力になりたいという、クラス全員の熱い気持ちが具体的なアクションになり、そして成果につながりました。
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ケニアの子どもたちにメッセージを贈りたい!
上野口小学校の子どもたちの熱い気持ちに応えるべく、集まった本をリサイクルした寄付金に加えて、パナソニックも支援して、また協働パートナーの国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンの協力も得てソーラーランタンをケニアの小学校に贈ることになりました。
すると子どもたちからソーラーランタンと一緒にケニアの小学校の子どもたちにメッセージを贈りたいと提案があり、メッセージをタペストリーに書いてくれました。メッセージは日本語だけなく、ネットで調べたのか、英語やスワヒリ語も混ざっていて、子どもたちのケニアの子どもたちに伝えたい、交流したいという情熱を感じました。またビデオメッセージも届ける事になり「みんなでケニアの人たちが少しでも幸せになれたらいいなと思いながらタペストリーをつくりました、ぜひランタンを使って楽しく過ごして欲しいです」などの、温かいメッセージを沢山頂きました。
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上野口小学校の子どもたちが作ったメッセージタペストリー
ケニアの子どもたちに届いた日本の子どもたちのメッセージ
ワールド・ビジョン・ジャパンの協力を得て、上野口小学校の子どもたちの思いのこもったメッセージとソーラーランタンが海を渡り、ケニアのイルキマティ小学校に届けられる事になりました。見たこともない日本の小学校の風景や、上野口小学校の子どもたちのメッセージ動画を見て、イルキマティ小学校の子どもたちも大喜びでした。また実際にスワヒリ語で書かれたメッセージを皆で読んで、心から感謝してくれました。
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上野口小学校からのタペストリーとソーラーランタンを受け取ったイルキマティ小学校の子どもたち
我々も日本の子どもたちにメッセージを贈りたい!
イルキマティ小学校の子どもたちも、ぜひ日本の子どもたちにお礼のメッセージを贈りたいと言い、タペストリーにメッセージを書いてくれました。
「上野口小学校の皆さんありがとうございました」「ソーラーランタンで夜も安心です」などと上野口小学校の子どもたちに向けて感謝の言葉を沢山頂きました。
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タペストリーにメッセージを書くケニアの子どもたちとタペストリー
子どもたちの国を越えた交流の実現
ケニアの風景、イルキマティ小学校の校舎や子どもたちの様子を動画に収め、また上野口小学校の子どもたちへのメッセージを預かってきて、今度は上野口小学校の子どもたちに動画を見て貰い、ケニアの子どもたちからのメッセージタペストリーを渡しました。
自分たちのアクションが国を超えて、実際にケニアの子どもたちに届いたことに、大いに感動してくれました。「遠くに住んでいるケニアの子どもたちと交流出来たのは凄いと思ったし、渡したタペストリーやランタンを喜んでくれたのは嬉しかったです」「会った事がないのに他の人とつながれるのが嬉しいと思いました。そしてそのつながりを普段の生活でも活かせたらいいと思いました」と喜びや気づきの感想を頂きました。
世界で電気のない生活をおくる子どもたちの力になりたいという、上野口小学校の子どもたちの思いとアクションが、実際に会ったこともないケニアの子どもたちとの交流につながりました。忙しいスケジュールを縫って駆けつけて頂いた門真市の宮本市長も「何でもないところにヒントがあったり、この様な世界につながっている入口にもなったりしているので、皆さんもいろんなチャンスを掴んで下さい」と子どもたちにメッセージを贈られました。
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“AKARI”アクションでつながった、日本の子どもたちとケニアの子どもたちの交流、その活動をぜひ実際に動画でご覧下さい。
協力:二中校区地域学校協働本部、NPO法人トイボックス