カンボジアの家庭の未来を照らす“あかり”へ

ソーラーランタンの“あかり”が家庭の未来を照らす

あかりや電気がないことで貧困から抜け出せない無電化地域の方々に“あかり”を届ける「無電化地域の未来を照らすプロジェクト~LIGHT UP THE FUTURE~」。パナソニックグループでは、寄贈の輪を広げ、皆さまと一緒にあかりを届ける活動「みんなで”AKARI”アクション」に2018年から取り組んでいます。今回は、社員からの寄付によりソーラーランタンを寄贈したカンボジアから、寄贈後の村の様子をお届けします。

【寄贈先情報】

■寄贈商品

:パナソニック製ソーラーランタン

■寄贈国

:カンボジア プルサット州・バッタンバン州

■寄贈台数

:1050台

■協働パートナー

:一般財団法人JELA、カンボジアのNGO団体 Life With Dignity(LWD)

当社グループは、2022年5月から6月にかけて、カンボジアのプルサット州の4つの村に400台、バッタンバン州の8つの村に650台のソーラーランタンを寄贈し、子どもの「教育」環境の改善に努めてきました。

ソーラーランタンを配布された家庭では、子どもたちの教育に役立てられているだけではなく、配布前はケロシンランプを使用していた結果として呼吸器疾患を患っていた子どもたちが、ソーラーランタンを使うことによって健康状態が改善することにも役立てられています。さらに、ソーラーランタンを使用した家庭では、灯油を購入していたエネルギーコストを節約できるために、食品、衣類、医療などの他の日用品への支出を増やすことができたという声もいただきました。

今後は、JELAと協力しソーラーランタン配布家庭にインタビューを行い、より詳細な効果を計測するためのモニタリング調査を実施します。

夜間に本を読んでいる子どもたち
(左:ケロシンランプ利用、右:ソーラーランタン利用)(プルサット州にて)

夕食を囲む家族団らんの様子
(左:ランラン寄贈前、右:ランタン寄贈後)

【関連リンク】

協力団体 : 一般財団法人 JELA

1909年設立されたキリスト教主義に基づき公益事業を行う財団法人。世界の子ども支援・難民支援・奉仕者育成(奨学金、ボランティア派遣など)の3つの支援事業を中心に、キリストの愛をもって国内外で活動を展開している。

協力団体 : Life With Dignity(LWD)

カンボジア国内で電気や水道のない農村部を中心に、貧困層の生活を改善するための活動に取り組んでいる。学校を建てて子ども達が読み書きなどを学べる環境を整備するなど、子どもの教育支援にも力を入れている。

「みんなで”AKARI”アクション」は使い終えた本・CD・DVD・おもちゃなどをリサイクル頂くことで、どなたでも無電化地域にあかりを届けることができます。皆さまの行動が世界の誰かの未来を照らすことに繋がります。あかりを無電化地域に届ける活動に、ぜひご参加ください。

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