認定特定非営利活動法人 アレルギー支援ネットワークの組織基盤強化ストーリー

1年ずつ事業を振り返り、ステップを踏みしめた3年間が現在の活動につながっている

波及効果と現在の取り組み(2010年)

アレルギー大学とともに組織も成長し、行政や企業との連携も

組織・財政基盤強化については、2009年に認定NPOを頂くことができました。活動を通じて、いろいろなところからお声掛け頂きまして、いろいろな場を紹介いただくようになりました。企業のCSR活動の一環として、企業の本業を活かして社会貢献していただくというような形で、アレルギー関連商品をつくっていらっしゃるような企業の方々にご協力をいただき、寄付助成事業というような形で事業を進めていくことができるようになりました。全国で初めて三重県松阪市と防災協定、アレルギーを持つ子どもたちのために防災協定を結ぶというような取り組みも事業の成果として出てまいりました。

現在、アレルギー大学では、医師や若手の研究者が発表をしたり、アレルギー専門医の記念講演を行うなど、最新の情報が得られる「研究実践講座」もおこなっています。研究実践調理実習では、各地の専門職の皆さんがそれぞれの職場で実践・研究してきたものを発表し、受講生による討論を行い、互いに研鑽できるしくみをつくっています。
アレルギー大学の広がりについては、本年度は東海地域を出て初めて千葉県でも開催したのですが、来年度は新潟でも開催する予定で準備を進めています。アレルギー大学を中心に人を育成して、その方たちがアレルギーの患者さんを支援できるような仕組みづくりを展開していきます。

パナソニックの継続助成の審査は非常に厳しいものでした。その都度、事業のふり返りを行い、次年度につながるアイデアをいただいたりしながら事業計画をつくり上げていきました。
最初はアレルギー大学を開講するということから始まりましたが、継続助成をいただくことにより、更なる人材育成を考えることができ、現在の活動につながっているのだと思います。

認定特定非営利活動法人 アレルギー支援ネットワーク