歴史に残るデザインの理由

何十年間も形が変わらず多くの人に愛用されている商品があります。
何十年も前のデザインなのに、今でも「美しい」とリスペクトされている商品があります。
この講演会の前半では、2022年度にオープン予定の大阪中之島美術館の学芸員である植木啓子氏が、同館が事務局を務める「インダストリアルデザイン・アーカイブズ研究プロジェクト」の活動を通じて出会った「歴史に残る商品たち」を紹介します。そして、後半は植木氏と一緒に、「私のデザインを歴史に残したい」という思いで、日々、技能と感性を磨いている当社のデザイナーたちが、レジェンドになった商品に実際に触れて、「歴史に残ったデザイン」の理由を探ります。

講師・出演者紹介

植木 啓子(うえき・けいこ)

1969年新潟県生まれ。ニューヨークADC賞金賞を受賞した「純粋なる形象 ―ディーター・ラムスの時代」展(2008)をはじめ、主にヨーロッパの建築・デザイン領域の展覧会を企画。2012年から現職に転じ、企業・行政・大学その他との「デザイン連携」「場の創出」に取り組んでいる。戦後の工業デザインの変遷を記録する「インダストリアルデザインアーカイブズ研究プロジェクト」を推進中。

パナソニックデザイン

吉山 豪
田原 彩友美
山村 有史