企画展解説『若さに贈るー松下幸之助からのメッセージー』

松下幸之助は、その生涯を通して、若き人材の育成に情熱を注いだと言うことができます。本社を置く門真市の成人式に出席した幸之助は、新成人を前にして「もしできることならば、わたしは、自分のいっさいを投げ捨てても、みなさんの年齢にかえりたい」と述べています。若者の育成とともに、彼自身が、常に「若さ」というものを、欲していたともいえるでしょう。船場での丁稚奉公を経験し、電燈会社から独立し窮地に陥るも、熱意をもって打ち込み、そして道が開けました。弱冠23歳での創業でした。自らが若き実業家であった幸之助は、自身の「行き方 考え方」から、次世代を担う若者に、何を語り、何を望んでいたのでしょうか。

企画展の解説をとおして、若き松下幸之助自身の「行き方 考え方」を辿るとともに、折々において、新入社員や若き実業家たちに向けた幸之助からのメッセージを紹介します。

講演者 パナソニックミュージアム 杉野 勇起

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