プレートの境目(さかいめ)で地震は起きる?

地球上で今までに起きた大きな地震を、点であらわしてみると、地震がよく起きるところと、まったく起きないところがある。そして地震がよく起きるところは、線のようにつながっていることがわかるよ。この線の形は、実はプレートの形とぴったりあてはまる。つまり、プレートとプレートの境目のところで、地震が起きているっていうことだね。

実際のプレートとプレートは、ぴったりくっついているわけではない。何枚(なんまい)かが重なり合って、とてもいりくんでいる。海の下にあるプレートは、陸の下にあるプレートと重なると、陸のプレートの下にもぐりこむ。そして、もぐりこんだ海のプレートは、地球のもっと奥(おく)深く、マントルの中へしずみこんでいく。この時、プレート同士が押(お)しあう力が、地震を起こすもとになるんだ。

地震には、いくつかタイプがある。そのひとつは、海溝型(かいこうがた)地震、またはプレート境界(きょうかい)地震ともよばれるものだ。これは陸のプレートに、海のプレートがもぐりこみ、陸のプレートがはね上がったときにおきる。数百年ごとにくり返し起きていて、関東大震災(だいしんさい)のような巨大(きょだい)地震になることが多く、津波(つなみ)が起きやすいのが特徴(とくちょう)だよ。地震がどうして起きるのかは、まだわかっていないことも多いんだ。