活断層(かつだんそう)が地震に関係があるの?
地震には、直下型地震と呼ばれるものがある。これは内陸型地震とも呼ばれていて、陸の浅いところで起こる地震だ。陸のプレートと海のプレートがぶつかって起きるプレート境界(きょうかい)地震と比べると、規模(きぼ)が小さいものが多い。だけど、地下の浅いところで揺(ゆ)れるから、大きな被害(ひがい)を引き起こすことがあるんだ。1995 年の阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)や、2004 年の新潟県中越(にいがたけんちゅうえつ)地震は、直下型の地震だよ。
直下型地震が起きるしくみを説明しよう。海のプレートと陸のプレートが押し合い続けると、プレートの中にひびが入る。ひび割れて左右がずれているところを断層と言い、この断層が急にずれ動くために地震が起きるんだ。今後も活動する可能性(かのうせい)がある断層は、活断層(かつだんそう)と呼ばれている。日本には、活断層が2,000 カ所くらいあると言われ、どこで直下型地震が起きてもおかしくない。ただ、いつどこで活断層が動くのか、予想するのは難しいんだよ。