震度ってなに?マグニチュードってなに?

地震の大きさをあらわすのに、震度やマグニチュードという言葉を聞いたことはあるかな。この2つはどうちがうんだろう。震度とは、その場所での揺(ゆ)れの大きさがどのくらいかをあらわしたものだ。いっぽうマグニチュードは、地震そのものの大きさをあらわしたもの。マグニチュードが大きい地震でも、そこから離れたところでは震度は小さくなるよ。

震度は、計測(けいそく)震度計によって、自動的に観測(かんそく)している。気象庁(きしょうちょう)は、全国各地に約600地点の震度観測点を作って、地震が起きているかどうかをチェックしているんだ。震度の大きさは、0から7まである。そのうち、震度5と6はそれぞれ2つに分けて、「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」として合計10階級とした。

日本では、マグニチュードが7以上の地震を、大地震と呼(よ)んでいる。マグニチュードが1つ大きくなると、エネルギーは約32倍に、2つ大きくなるとエネルギーは1,000倍になる。たとえばマグニチュード7の地震は、マグニチュード6の地震の約32個(こ)分のエネルギーになり、マグニチュード5の地震の1,000個分のエネルギーがあるってことだよ。