地震にあって困(こま)っている人に何ができる?

大きな地震が起きた後は、たくさんの人や物が必要になる。人を救助するのはもちろん、こわれた建物のかたづけなど、やることがたくさんある。毛布(もうふ)や食べ物など、救援物資(きゅうえんぶっし)も必要だ。国内や外国からも、被災地(ひさいち)へさまざまな支援(しえん)活動が行われるよ。

地震にあった人たちを助けようと、自主的に被災地に来る人たちが、ボランティアだ。人の救助や、困っている人の世話など、さまざまな手伝いをして、被災者を助けてくれる。阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)では、全国からボランティアでお医者さんや看護士(かんごし)さんたちが集まって、けがをした人の治療(ちりょう)をした。また、外国からは犬を連れた救助隊が来て、がれきの下じきになっていた人を見つけだしたんだよ。

もしきみが、地震にあって困っている人たちに何かしてあげたいと思ったら、被災地に行かなくてもできることがあるよ。学校や町で募金(ぼきん)活動をして、集めたお金を義援金(ぎえんきん)として送ることだ。ほかには被災地で足りない食べ物や、洋服、毛布などを送る方法もある。だけど、腐(くさ)りやすい食べ物や、古くてきたない洋服や下着などは、送られても役に立たないよ。被災地に物を送るときは、相手の立場に立って、本当に必要な物を送るようにしよう。