地震が起きると海や山もたいへんだ

地震が起きると、それに連動して、津波(つなみ)が起きることがある。日本は海に囲まれているから、地震と共に津波にも気をつけなくてはならないね。では、津波はどうして起きるんだろう。海底の地下で地震が起きると、海底が上がったり、下がったりする。一緒(いっしょ)に海面も上下に動いて、大きな波になる。これが津波だよ。津波は、表面だけがうねっている普段(ふだん)の波とは、まったく別のものだ。海底から海面まで、一気に大量の海の水が動き出す。速くて強い力がある津波が海岸に押(お)しよせると、一瞬(いっしゅん)のうちに家や人などを押し流してしまうんだ。

それから、火山の噴火(ふんか)にも気をつけなくてはならないよ。火山の活動は、地震と同じくプレートの動きが原因(げんいん)で起きる。だから地震が起きると、その影響(えいきょう)を受けやすいんだ。火山が噴火すると、マグマがふきだして溶岩流(ようがんりゅう)となって流れることがある。高温の火山灰(かざんばい)やガスが、高速で流れくだるのが火砕流(かさいりゅう)。山の斜面(しゃめん)にたまった火山灰が、雨によって一気に流れ出すのが土石流。どれも大変危険(たいへんきけん)なものだよ。