昨今のコロナ禍により、私たちのくらしは激変しました。いろいろな制限の中、新しい生活様式を模索する上で、換気をはじめとしたIAQ(=Indoor Air Quality 室内空気質)の重要性が認識されています。
パナソニックグループは、1936年に扇風機、1958年にクーラーと換気扇の1号機を発売して以来、室内の空気環境を良化するための製品を、数多く世の中に送り出してきています。ここでは、時代のニーズをとらえ社会課題を解決するために、様々な風ときれいな空気をつくることに情熱を傾けてきた当社の室内空気質事業の歴史を振り返るとともに、これからのニューノーマル時代の生活に適した室内環境を探ります。
※ このコンテンツは、2020年9月5日から2021年1月30日まで開催されたパナソニックミュージアム「ものづくりイズム館」の企画展「風と空気をつくる ~パナソニックの室内空気質事業、その歩みと挑戦~」をWeb用に再編集したものです。
第1部 風と空気への挑戦の始まり
当社と室内空気質事業の関わりは、1918年の創業前から始まりました。
当社と「風」の深い“縁”
~窮地を救った扇風機の部品~
パナソニックの創業者・松下幸之助は、1917(大正6)年、大阪電燈を退職、借家を改造してソケットの製造を開始しました。
しかし、完成したソケットは全く売れず、苦しい日々が続きます。在庫を抱えたまま、その年の暮れが押し迫った頃、市内の問屋から「ソケットの材料の練り物で、川北電機の扇風機に使う碍盤(がいばん)を1000枚作ってもらえないか」という注文が舞い込みました。年内の納期に間に合わせるため、幸之助は妻むめの、義弟の井植歳男と3人で昼夜問わず作業を行い、大晦日までに無事納品を完了。商品の品質が認められ、年が明けると川北電機から繰り返し碍盤の注文が入るようになり、幸之助たちは窮地を脱することが出来ました。
そして1918年3月7日に大阪市内の大開町に居を移し、松下電気器具製作所(現パナソニック)を創業しました。
当社は1956年に、川北電機の流れをくむ会社と、扇風機の製造販売を行う大阪電気精機株式会社を設立。この会社が現在多くのIAQ(室内空気質)製品を手掛けているパナソニック エコシステムズになりました。
「人々が喜ぶ商品を」
~エアコン1号機のエピソード~
1957(昭和32)年、電機事業部が水冷式のルームクーラー(冷房機)を開発、技術や製造の担当者らが、その試作機を門真の幸之助の居宅に据え付けにいきました。これは、日本家屋の様式を考慮して独自開発した、小型軽量で比較的低価格のウィンド型クーラーでした。
設置が完了し、試運転をしていると、帰宅して風呂から上がってきた幸之助が現れ、「ああ、これがクーラーか。風が冷たいなあ、いい気持ちやなあ。これがあったら、夏、高野山に登らんでもええな」と言い、それから独り言のようにぽつりとつぶやきました。「これが安くできたら、世の中の人は喜ぶやろうな」
翌1958年、当社は業界に先駆け、この商品を家庭用の「ナショナル・ホームクーラー」と名付けて発売しました。その翌年にはクーラー事業部を発足し、本格的に事業を開始。さらに2年後の1961年には、南ベトナム向けの輸出を開始して、海外にも「快適」を届けるようになりました。
第2部 当社の室内空気質関連製品の歴史
ここでは、「風」と「空気」をつくってきた換気扇、扇風機、エアコン、空気清浄機、空間除菌脱臭機の5つの製品カテゴリーの変遷を、社会課題や住環境の変化と一緒にたどります。
もくじ
夏の蒸し暑さ対策が主で、むき出しの柱に板張りの床や土壁など、風通しを良くするための工夫が施されていた。冬は厚着をして囲炉裏や火鉢で暖をとった。
当社扇風機1号機「MURZ」
1936(昭和11)年
パーソナル扇風機
1952(昭和27)年
当社扇風機1号機「MURZ」
1936(昭和11)年
パーソナル扇風機
1952(昭和27)年
木造住宅よりも格段に気密性の高いコンクリート構造の公営の集合住宅が全国的に普及し、台所、浴室、トイレへの換気扇の普及が始まる。
大気汚染
戦後復興から高度経済成長に入り、重化学工業化が進むにつれ、硫黄酸化物やばいじん等により大気汚染深刻化、その影響によると考えられる呼吸器障害が発生。
出来事
- 1953年 電化元年
- 1960年代 「三種の神器」登場(電気洗濯機・電気冷蔵庫・白黒テレビ)
- 1964年 東京オリンピックが開催される
12インチ卓上扇
1953(昭和28)年
日本初 公団住宅用指定換気扇
1958(昭和33)年
当社クーラー1号機「ナショナル・ホームクーラー」
1958(昭和33)年
日本初 お座敷扇
1958(昭和33)年
当社空気清浄機1号機 床置きフィルター型
1962(昭和37)年
30センチマグネット式高級お座敷扇
1963(昭和38)年
ビニール羽根卓上扇「マイファン」
1964(昭和39)年
ガラス窓用小型換気扇「ウィンペット」
1964(昭和39)年
セパレートエアコン
1965(昭和40)年
卓上扇「白鳥」
1966(昭和41)年
窓用換気扇
1967(昭和42)年
世界初 電動シャッター付き換気扇
1968(昭和43)年
世界初 電子瞬間ストップ扇
1969(昭和44)年
壁掛けクーラー「樹氷」
1969(昭和44)年
12インチ卓上扇
1953(昭和28)年
日本初 公団住宅用指定換気扇
1958(昭和33)年
当社クーラー1号機「ナショナル・ホームクーラー」
1958(昭和33)年
日本初 お座敷扇
1958(昭和33)年
当社空気清浄機1号機 床置きフィルター型
1962(昭和37)年
30センチマグネット式高級お座敷扇
1963(昭和38)年
ビニール羽根卓上扇「マイファン」
1964(昭和39)年
ガラス窓用小型換気扇「ウィンペット」
1964(昭和39)年
セパレートエアコン
1965(昭和40)年
卓上扇「白鳥」
1966(昭和41)年
窓用換気扇
1967(昭和42)年
世界初 電動シャッター付き換気扇
1968(昭和43)年
世界初 電子瞬間ストップ扇
1969(昭和44)年
壁掛けクーラー「樹氷」
1969(昭和44)年
暖房効率を高めるアルミサッシ、グラスウールなどを用いたマホービン構造の高気密・高断熱住宅が普及。住居全体の換気を考える必要性が生じてきた。
タバコの煙
火のついたタバコの先から立ち上がる煙にも、直接吸う煙と同様に身体に有害な成分が含まれており、「受動喫煙」もさまざまな病気のリスクを高める。
ハウスダスト・アレル物質(ダニ)
家の中の1mm以下のチリやほこり(ダニの死骸やフン、カビ、細菌、花粉、繊維クズ、人間のフケ、ペットの毛など)、それらが空気中に舞い上がり、吸い込むとアレルギー疾患の抗原になる。
出来事
- 1971年 環境庁発足
- 1973年 第1次オイルショック
- 1979年 第2次オイルショック、省エネ法
煙・ガス感知式自動換気扇
1972(昭和47)年
業界初 壁掛け冷暖房エアコン
1972(昭和47)年
Q羽根扇風機「松風」
1975(昭和50)年
2ウェイ方式(冷暖で風向きを切り換える)冷暖房エアコン
1974(昭和49)年
インテリア型 換気扇
1976(昭和51)年
新インテリア型 換気扇(木目調)
1980(昭和55)年
壁掛け冷暖房エアコン「楽園」
1979(昭和54)年
ワイヤレスリモコン採用 冷暖房エアコン
1982(昭和57)年
フィルター式換気扇「パジャブ」
1985(昭和60)年
インバーターエアコン
1983(昭和58)年
「1/f ゆらぎの風」
1988(昭和63)年
空気清浄機能搭載「エオリア」
1988(昭和63)年
自動運転「煙センサー」搭載 空気清浄機
1986(昭和61)年
世界初スクロールコンプレッサー人感センサ―搭載 エアコン
1989(昭和64)年
煙・ガス感知式自動換気扇
1972(昭和47)年
業界初 壁掛け冷暖房エアコン
1972(昭和47)年
Q羽根扇風機「松風」
1975(昭和50)年
2ウェイ方式(冷暖で風向きを切り換える)冷暖房エアコン
1974(昭和49)年
インテリア型 換気扇
1976(昭和51)年
新インテリア型 換気扇(木目調)
1980(昭和55)年
壁掛け冷暖房エアコン「楽園」
1979(昭和54)年
ワイヤレスリモコン採用 冷暖房エアコン
1982(昭和57)年
フィルター式換気扇「パジャブ」
1985(昭和60)年
インバーターエアコン
1983(昭和58)年
「1/f ゆらぎの風」
1988(昭和63)年
空気清浄機能搭載「エオリア」
1988(昭和63)年
自動運転「煙センサー」搭載 空気清浄機
1986(昭和61)年
世界初スクロールコンプレッサー人感センサ―搭載 エアコン
1989(昭和64)年
建材が多様化。新建材から発生する化学物質によるシックハウス症候群が社会問題になり、室内空気質を新鮮に保つために機械換気設備の設置が法律で義務化される。
花粉
高度経済成長期に建築用木材の需要が増大。これに対応するために大量の植樹されたスギやヒノキなどの針葉樹が、樹齢30年を過ぎ多くの花粉を排出するようになり、花粉症患者が増大。
シックハウス症候群
室内の空気が、接着剤や塗料、防虫剤などの化学物質に汚染されていることが原因でおこる倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛み、呼吸器疾患などの体調不良。
屋内でのペット飼育臭
2000年頃からペットに癒しを求める傾向が強くなり、犬や猫などの小型動物を室内で飼う家庭が増加。それに伴い、ペットの臭い対策を講じる必要が発生。
出来事
- 1993年 公害対策基本法に変わり環境基本法が成立
- 2001年 環境省発足/フロン排出抑制法成立
- 2002年 健康増進法成立
- 2003年 建築基準法改正(シックハウス対策強化)
- 2005年 京都議定書発効 エコブームに
- 2008年 リーマンショック/省エネ法改正
- 2009年 新型インフルエンザが世界中で感染拡大
快適サーモレーダー加湿機能搭載 エアコン
1993(平成5)年
有圧換気扇「パナイーグルシリーズ」
1995(平成7)年
業界初緑茶カテキン搭載 空気清浄機「カテキンエアーリッチ」
1995(平成7)年
業界初R410A冷媒搭載 エアコン
1998(平成10)年
高性能HEPAフィルター採用 空気清浄機
1996(平成8)年
ソーラー換気扇
1999(平成11)年
新形態3次元気流 コーナーエアコン
1998(平成10)年
業界初ULPAフィルター採用 空気清浄機
1999(平成11)年
羽根、シャッターが外せる パイプファン
2001(平成13)年
マイナスイオン空清&トリプル脱臭搭載 エアコン
2001(平成13)年
省エネ・静音&「バイオ除菌」搭載 空気清浄機
2002(平成14)年
酵素エアチャージ機能搭載 エアコン
2003(平成15)年
世界初アレル物質抑制「アレルバスター」搭載 空気清浄機
2003(平成15)年
Q-hiファンシリーズ
2003(平成15)年
世界初「ナノイー」搭載 空気清浄機「エアーリフレ」
2003(平成15)年
「アレルバスター」搭載 扇風機
2004(平成16)年
9種類のアレル物質を抑制「スーパーアレルバスター」搭載 空気清浄機
2004(平成16)年
世界初お掃除ロボット搭載 エアコン
2005(平成17)年
業界初無給水タイプ「ナノイー」搭載 空気清浄機「エアーリッチ」
2005(平成17)年
世界初気流&フィルターお掃除ロボット搭載 エアコン
2006(平成18)年
業務用空間清浄システム「ウィルスウォッシャー」
2006(平成18)年
うるおい加湿「加湿空清」
2006(平成18)年
ナノイー搭載 エアコン
2008(平成20)年
ハウスダスト吸引「気流ロボット」搭載 空気清浄機
2007(平成19)年
エコナビ搭載 エアコン
2009(平成21)年
業界初「メガキャッチャー」搭載 空気清浄機「うるおいエアーリッチ」
2009(平成21)年
快適サーモレーダー加湿機能搭載 エアコン
1993(平成5)年
有圧換気扇「パナイーグルシリーズ」
1995(平成7)年
業界初緑茶カテキン搭載 空気清浄機「カテキンエアーリッチ」
1995(平成7)年
業界初R410A冷媒搭載 エアコン
1998(平成10)年
高性能HEPAフィルター採用 空気清浄機
1996(平成8)年
ソーラー換気扇
1999(平成11)年
新形態3次元気流 コーナーエアコン
1998(平成10)年
業界初ULPAフィルター採用 空気清浄機
1999(平成11)年
羽根、シャッターが外せる パイプファン
2001(平成13)年
マイナスイオン空清&トリプル脱臭搭載 エアコン
2001(平成13)年
省エネ・静音&「バイオ除菌」搭載 空気清浄機
2002(平成14)年
酵素エアチャージ機能搭載 エアコン
2003(平成15)年
世界初アレル物質抑制「アレルバスター」搭載 空気清浄機
2003(平成15)年
Q-hiファンシリーズ
2003(平成15)年
世界初「ナノイー」搭載 空気清浄機「エアーリフレ」
2003(平成15)年
「アレルバスター」搭載 扇風機
2004(平成16)年
9種類のアレル物質を抑制「スーパーアレルバスター」搭載 空気清浄機
2004(平成16)年
世界初お掃除ロボット搭載 エアコン
2005(平成17)年
業界初無給水タイプ「ナノイー」搭載 空気清浄機「エアーリッチ」
2005(平成17)年
世界初気流&フィルターお掃除ロボット搭載 エアコン
2006(平成18)年
業務用空間清浄システム「ウィルスウォッシャー」
2006(平成18)年
うるおい加湿「加湿空清」
2006(平成18)年
ナノイー搭載 エアコン
2008(平成20)年
ハウスダスト吸引「気流ロボット」搭載 空気清浄機
2007(平成19)年
エコナビ搭載 エアコン
2009(平成21)年
業界初「メガキャッチャー」搭載 空気清浄機「うるおいエアーリッチ」
2009(平成21)年
花粉やPM2.5などの外気の汚れが、くらしや身体に影響を与えることが顕在化。従来の、汚れた室内の空気を排出する換気だけでなく、汚れた外気を室内に入れないようにする換気が注目される。
菌・ウィルス
身の回りに存在している目に見えない多くの微生物(細菌、ウィルス、カビや酵母など真菌)の中で、感染症を引き起こす病原体になる有害なもの。
PM2.5
空気中に漂う2.5μm以下の粒子のことで、非常に粒が細かいため、人が吸い込むと肺の奥深くまで入りやすく、炎症反応や血液中への混入などの恐れがある。
2010年代の出来事
- 東日本大震災発生
- 建築物省エネ法成立
- 建築物省エネ法改正
必要なときだけ無駄なく動く「エコナビ」搭載 空気清浄機
2010(平成22)年
「ナノイー」+「アシストイオン」 加湿空気清浄機
2011(平成23)年
パナソニックスマート搭載 エアコン
2012(平成24)年
「ナノイー」+「アシストイオン」搭載 加湿空気清浄機
2012(平成24)年
天井埋込型 ナノイー発生機
2012(平成24)年
DCモーター採用 扇風機
2013(平成25)年
業務用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
2013(平成25)年
創風機Q
2015(平成27)年
温冷感センサー搭載 エアコン
2015(平成27)年
「PM2.5」本体で99%捕集 加湿空気清浄機
2013(平成25)年
住宅用 熱交気調システム
2017(平成29)年
「ナノイーX」ダブル温度気流搭載 エアコン
2016(平成28)年
「ナノイーX」搭載 加湿空気清浄機
2016(平成28)年
プレミアムリビング扇
2017(平成29)年
AI先読み空気清浄機エアコン
2018(平成30)年
家庭用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
2017(平成29)年
家庭用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
2019(平成31)年
スマートフォン連携 加湿空気清浄機
2019(平成31)年
必要なときだけ無駄なく動く「エコナビ」搭載 空気清浄機
2010(平成22)年
「ナノイー」+「アシストイオン」 加湿空気清浄機
2011(平成23)年
パナソニックスマート搭載 エアコン
2012(平成24)年
「ナノイー」+「アシストイオン」搭載 加湿空気清浄機
2012(平成24)年
天井埋込型 ナノイー発生機
2012(平成24)年
DCモーター採用 扇風機
2013(平成25)年
業務用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
2013(平成25)年
創風機Q
2015(平成27)年
温冷感センサー搭載 エアコン
2015(平成27)年
「PM2.5」本体で99%捕集 加湿空気清浄機
2013(平成25)年
住宅用 熱交気調システム
2017(平成29)年
「ナノイーX」ダブル温度気流搭載 エアコン
2016(平成28)年
「ナノイーX」搭載 加湿空気清浄機
2016(平成28)年
プレミアムリビング扇
2017(平成29)年
AI先読み空気清浄機エアコン
2018(平成30)年
家庭用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
2017(平成29)年
家庭用空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
2019(平成31)年
スマートフォン連携 加湿空気清浄機
2019(平成31)年
地球温暖化やエネルギー問題への対策としての省エネルギー住宅や、人々が長時間過ごす室内の空気質を向上させ、健康で安心で快適な室内環境を整えることへの関心が高まる。
業務用 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」水道直結タイプ
2020(令和2)年
業務用 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」水道直結タイプ
2020(令和2)年
第3部 ニューノーマル時代の室内環境の提案
第3部では、きれいで快適で安全な室内環境の創造に挑戦し続ける当社の、現在の室内空気質関連製品と、それぞれの特長をご紹介します。
※ 企画展オープン時の2020年度9月に発売されていた商品を紹介
もくじ
搭載 加湿空気清浄機
F-VXS90 2019年発売
毎日の健康で健やかな生活のために、「ナノイーX」が、お部屋に侵入する手ごわい花粉や、さまざまな空気リスクと闘います。
■ 「ナノイー X」 × 「花粉撃退テクノロジー」で花粉を徹底除去
赤ちゃん、ペットの生活ゾーンである床上30cmに溜まる、大きくて重い花粉やハウスダストも「ダブルフロー花粉撃退気流」でパワフルに吸引します。
■ 高精度センサー × 高性能フィルターで汚れや菌を逃さない
高精度センサー
適切な位置に配置された高精度なセンサーが、さまざまな汚れはもちろん、湿度や照度、さらには汚れの舞い上がりの原因となる人の動きまで検知します。
高性能フィルター
3つの高性能フィルターが、微細な粒子をキャッチ。
お部屋をきれいにします。
■ 「ナノイー X」で衣類を洗う
花粉クリーニング
「ナノイー X」+専用送風で衣類に付着した花粉を無力化します。
衣類脱臭
スーツや制服などにしみついた、さまざまなニオイを「ナノイー X」でスッキリ脱臭します。
■ 「ミルエアアプリ」でお部屋の空気をスマホで見る
空気清浄機を設置した部屋の空気状況(花粉、ハウスダスト、ニオイ、PM2.5)を、色とインジケーターで表示し、物質ごとの割合とキレイにした空気量の詳細をスマホで確認できます。
住宅用熱交気調システム(カセット形)
FY-14VBD2SCL 2017年発売
高気密・高断熱住宅には計画的な換気システムの導入が不可欠。熱交気調システムは気密性の高い住まいの特性を活かし、天井裏に取り付けた換気ユニットとダクトで家全体の24時間換気を行うシステムです。
■ IAQ(Indoor Air Quality)制御により季節にあわせて快適運転
エコ運転
春秋の室内外の温度差が小さいときは、給気風量はそのままで、排気風量を絞った運転で消費電力を抑えます。
気圧をコントロール
室内に取り込む空気量を変えずに、排出する空気量を減らすことで、室内の空気圧が高まり、家のすき間などからの花粉や粉塵(PM2.5)の侵入を抑えられます。
室内湿度で風量を調整
冬場の乾燥や結露を抑えるために、室内外の温度差と室内湿度により、熱交換気風量を0.5~0.3回/hで調整します。
■ 安定した換気量の確保と給排気量バランスを最適コントロール
給気用と排気用の2つのDCモーターに搭載された風量一定制御機能により、ダクトの長さや曲げ、外風圧に左右されず安定した換気量を確保できます。また、給排気量を同一に保つことで、住宅全体の熱回収量の向上にも貢献します。
F-MV4100 2019年発売
「次亜塩素酸により空気を洗う」。
空間の除菌・脱臭に特化し、菌やウイルス、ニオイにすばやく優れた抑制力を発揮します。
■ 次亜塩素酸で清潔除菌
★1(付着※1・浮遊※2)
付着した目に見えない菌も除去
付着汚れのイメージ
★1:付着菌の場合。約18畳の居室空間における試験で、約12時間後に99%以上の除菌性能を実証。※1
室内中央、室内奥側ともに約12時間で除菌
■ 次亜塩素酸でウイルスを清潔抑制
★2(付着※1・浮遊※2)
よく触れる所に付着した目に見えないウイルスも除去
付着汚れのイメージ
★2:付着ウイルスの場合。約18畳の居室空間における試験で、約12時間後に99%以上の抑制性能を実証。※3
室内中央、室内奥側ともに約12時間でウイルス抑制
■ 次亜塩素酸で洗浄脱臭
発生し続けるニオイにも
高い効果を発揮
【臭気強度2】何の臭いであるかがわかる弱い臭い(認知閾値)
※1:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約18畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数を測定【除菌の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV4100)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着した1種類の菌【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈試験番号〉北生発 2019_0058号 ※2:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約6畳の試験空間で浮遊菌数の変化を測定【除菌の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV3000[F-MV4100と同等性能機種])を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】浮遊した1種類の菌【試験結果】約20分で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2016_0436号 ※3:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約18畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させたウイルス数を測定【抑制の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV4100)を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着した1種類のウイルス【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2019_0058号 ※4:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約6畳の試験空間で、浮遊ウイルス数の変化を測定【抑制の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV3000[F-MV4100と同等性能機種])を風量「強」・電解強度「強」運転で実施【対象】浮遊した1種類のウイルス【試験結果】約20分で99%以上抑制〈試験番号〉北生発2016_0435号
天井埋込形ナノイー発生機
FY-10S 2012年発売
空間にすっきりフィットして、気になるニオイを「ナノイー」で脱臭。商業施設から住宅までさまざまな場所で活躍しています。
■ 8時間後の付着臭脱臭効果(タバコ)
【試験機関】パナソニックエコシステムズ(株)
【試験方法】6畳の実験室において実機器を8時間運転後、6段階臭気強度表示法による検証
【脱臭の方法】実機器を運転
【対象】付着したタバコ臭
【試験結果】8時間後、臭気強度1低減(自然減衰との差)。臭気強度が1下がるとは90%の低減を意味します。
※脱臭効果は周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気、繊維の種類によって異なります。また、タバコに含まれる有害物質(一酸化炭素等)は除去できません。常時発生し続けるニオイ成分は、すべて除去できるわけではありません
エアコン
CS-X400D2 2020年発売
高濃度の「ナノイー X」で、さらにカビに強く、エアコン内部も、お部屋の空気も清潔に保ちます。
■ 高濃度の「ナノイー X」で、さらにカビに強く
■ 内部に付着した油分を低減※1、ホコリの付着を防ぎ清潔をキープ
運転を終了するたび、エアコン内部の油分やホコリを自動洗浄し、40℃以上に加熱して乾燥。
さらに、高濃度の「ナノイー X」を内部のすみずみまで充満させて、カビの成長を強力に抑制(※2)します。
運転条件:30分以上、冷房・除湿・暖房を運転後の停止時
コーティング自動洗浄
ホコリ・油分をつるっと洗浄
加熱乾燥
ジメジメをカラッと乾燥
高濃度の「ナノイー X」を充満
カビ菌をしっかり抑制※2
※1:【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】油成分を、フィルター、熱交換器、送風路に設置、冷房および暖房時の内部クリーンに曝露したものと曝露していないものの残留物を抽出し、定量分析を実施 【試験結果】送風路内位置で10~41%の低減効果を確認(〈冷房時の内部クリーン〉Y19HM008/2019年5月10日、Y19HM016/2019年6月12日〈暖房時の内部クリーン〉Y19HM017/2019年6月12日)
※2:【試験機関】(一社)カビ予報研究室 【試験方法】25m3(約6畳)、室温25℃、湿度70%の試験室にて、エアコン内部にカビセンサーを設置、1日3時間の冷房運転後に「ナノイー X」内部クリーンありとなしの条件において、7日後のカビの菌糸長を比較 【試験結果】カビセンサー内のすべてのカビ(8種類)で発芽はなく、カビの成長が抑制されることを確認(報告書No.180301、180302)
■「エオリアAI」が情報を分析・学習し、AI自動運転で快適・節電へ
センサーによる検知内容や運転履歴などの様々な情報をAIが取得して分析し、結果を学習。
それを繰り返すことで、個々の住宅や生活パターンに応じた冷暖房へ、運転を最適化します。
■「エオリアアプリ」でエアコンとクラウドサーバーが連携
アプリを使えば、エアコンとクラウドサーバーが連携、外出先からエアコンのON、OFFや運転状況の確認はもちろんのこと、エオリアAIがさらに快適な環境を提供します。
AIフィードバック機能
自動運転の体感(快適/暑い/寒い)をスマホに入力することで、エオリアAIが好みを学習し、次回の運転にフィードバックします。
天気予報連動
気象情報会社からデータを自動取得して分析。お部屋の温度上昇/低下を先読みし、自動で調整します。
AI先読み空気洗浄
AIが気象情報会社からデータを自動取得して分析。空気の汚れを先読み、室内の空気が汚れる前に自動で空気清浄をスタートします。
ウェザーニューズ社からPM2.5/花粉の飛散予測を取得
あなたのお部屋に合わせて*、空気が汚れるタイミングを予測
*:AIが住宅環境を学習
お部屋の空気が汚れる前に先読みして、空気清浄をスタート(エアコンの設置環境、使用期間により、AIによる動作は異なります)
リビング扇
F-CT339 2020年発売
100年以上の歴史に鍛えられたファン送風技術で、限りなく自然に近い心地よい風をお届けします。
■ 高原の風を再現したDC 1/fゆらぎ※1
心地よい風は、私たちの体のリズム(心臓の鼓動や脳波)と自然界のリズム(高台のそよ風やおだやかな波音など)を併せ持っています。1/fゆらぎの風は、一定パターンの強弱の風ではなく、自然と同じく不規則な風で、爽やかな涼感をもたらします。
※1:1/fゆらぎは設定が必要です
■ DCモーターで省エネで 静かな風を創生
■「温度センサー」で室温を感知して 5段階風量自動切換え
■ 洗いにくい衣類のニオイを「ナノイー」で脱臭※2
※2:6畳相当の実験室での脱臭効果であり、実際の使用空間での試験結果ではありません。脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気、繊維の種類によって異なります。