
John Paul Giancarlo
国際オリンピック委員会(IOC)
テクノロジーリーダー

古賀 淳一
パナソニック コネクティッドソリューションズ社
メディアエンターテインメント事業部 テクノロジーセンター RAMSA プロジェクトリーダー
スポーツの競技会場では、明瞭な音で情報を伝達して進行をサポートするサウンドの役割は重要だ。それだけではない。たとえばフィギュアスケートではサウンドによって選手が演じる世界観を会場に満たし、スノーボードやフリースタイルスキーではDJがノリのいいサウンドで観客を、競技者を鼓舞する。パナソニックは、ハイエンドのプロ用音響システムRAMSAによって、厳寒の競技会場をこれまでになく熱く盛り上げた。
パナソニック独自のソリューションで、スピーディーな施工を実現
いま、スピーカーにはスタジアムやイベントホールといった設置場所に応じて最適な音響特性を持つシステムが要求される。さらに、オリンピックのようなイベントでの仮設の場合には、設置や調整がスピーディーにおこなえることが特に重視されるのだ。ラインアレイスピーカーの開発に携わるパナソニック コネクティッドソリューションズ社の古賀淳一は、その部分にこそパナソニックのソリューションが提供できるのだという。 「設置場所に最適な音場のチューニングというのは、熟練者でも1日がかりの作業です。今回、パナソニックでは測定データにもとづいて音場をつくり上げるシミュレーションソフトも開発していて、このソフトとラインアレイスピーカーを連携させれば、1時間ほどで理想的な音場にセッティングできます。」