Sochi 2014

オリンピック大会の舞台裏

オリンピック大会の舞台裏 冬季大会史上最大規模の総面積1,727m2
「大型映像表示装置」

写真:ソチ冬季オリンピックのアイスホッケー競技の試合会場全景
顔写真:ソチ冬季オリンピック組織委員会 Sergey Braitsev

Sergey Braitsev
ソチ冬季オリンピック組織委員会

顔写真:パナソニック株式会社 John Ryder

John Ryder
パナソニック株式会社
オリンピックマーケティング室

顔写真:パナソニックロシア Dmitry Moskalev

Dmitry Moskalev
パナソニックロシア

顔写真:パナソニックシステムズアジアパシフィック Shaun Heng

Shaun Heng
パナソニックシステムズアジアパシフィック
設置•調整サポートチームリーダー

顔写真:SUPERVISION(レンタル会社) Hernan Poblete

Hernan Poblete
SUPERVISION(レンタル会社)
CEO

顔写真:SPORTS TECHNOLOGY(レンタル会社) Mike Chesterton

Mike Chesterton
SPORTS TECHNOLOGY(レンタル会社)
プロジェクトリーダー

冬季オリンピック史上最も多くの国と地域が参加し、盛況のうちに幕を閉じたソチ冬季大会。それは、史上最も開発コストがかかった大会とも言われ、地域のインフラ開発も目的とした、ロシアの威信をかけたイベントでもあった。作り上げられた新しい施設のうち、競技会場では映像や音響で観客を熱く盛り上げる臨場感豊かな会場演出が欠かせない。AV機器という分野で長年にわたりソリューション提供をしてきたパナソニックは、冬季大会では史上最大規模となる、総面積1,727m2の映像表示装置を納入。会場を色鮮やかな映像で彩るとともに、ソチ冬季大会の成功をサポートした。

かつてない大型映像装置の設置

今大会でパナソニックが納入した映像表示装置の中でもとくに大掛かりだったのが、アイスホッケーのメイン会場となったボリショイ・アイス・ドームだ。12,000人収容の大型スタジアムは、大会終了後も多目的エンターテインメント会場としてコンサートやイベントなどに利用される予定の施設である。大型映像装置の設置、調整を統括するパナソニックシステムのショアン・ヘンは語る。「この会場の設置作業において特殊だったスクリーンは2つ。

写真:ボリショイ・アイス・ドーム全景

ひとつは会場の中心に吊り下げられている、継ぎ目がなく360度から見渡せる大型映像装置。もうひとつは、スタジアム内をほぼ一周しているリボン型のスクリーンです」
これらの特殊なスクリーンを納品だけでなく設置、調整、管理まで請け負い、すぐに使える形で引き渡す。今までにない困難を極める作業だっただけに、この仕事をやりとげたことは、パナソニックにとっても大きな誇りと財産になった。

写真:ボリショイ・アイス・ドーム会場内に設置されたつり下げ型大型映像装置とリボン型スクリーン

技術の進歩と経験、チームワークで課題を克服

オリンピック会場を演出する大型映像装置は、屋内、屋外と様々な条件での設置、運営が要求される。安全に稼動することはもちろん、設置条件に合わせてバランスのとれた製品を提供できたのは、これまでに積み重ねてきたノウハウの賜物なのだ。また、プロジェクトマネージャーのジョン・ライダーは、スタッフの協力なしにこれだけの作業は成り立たないと語る。今後の大会でも、新たな課題が登場するはずだ。それらを克服して最善の提案をし続けることこそパナソニックのミッションであり、技術やチームワークをさらに磨き上げていくことにつながるのだ。

写真:ソチ冬季オリンピック会場に設置された大型映像表示装置に映し出された観客席の様子